進撃の巨人について調べてみた件

進撃の巨人』(しんげきのきょじん、Attack on Titan)は、諫山創による日本の漫画作品。小説・テレビアニメ・映画などのメディアミックス展開が行われている。『別冊少年マガジン』(講談社)2009年10月号(創刊号)から連載中であり、『週刊少年マガジン』(講談社)にも出張読み切りとして特別編が2度掲載されている。

単行本の発行部数は、2018年1月現在累計7100万部を突破している。

概要

圧倒的な力を持つ巨人とそれに抗う人間たちの戦いを描いたファンタジーバトル漫画。2009年9月9日に講談社の少年マガジン編集部から発行が開始された『別冊少年マガジン』10月号(創刊号)で連載を開始。新人作家の初連載作品であるにもかかわらず2011年には第35回講談社漫画賞の少年部門を受賞するなど、各方面から高い評価を受けた。

本作の世界観はダーク・ファンタジーの要素が強く、少年漫画としては残酷な描写も多く描かれている(人間達が巨人に襲撃・捕食されるシーンや、身体が損壊するシーンなど)。原作者の諫山曰く出版社側からは「人体の断面を描いてはいけない」程度の表現規制しか受けていないとの事。

2013年にはテレビアニメ化が発表され、第1期が4月から9月まで各局で放送された。また、2015年には実写映画化された。この他、ライトノベル化やゲーム化も行なわれている。このように本作は2011年ごろより様々なメディアミックス展開が採られているが、作者は「読者に媚びることは、読者を裏切ることと等しい」という考えの下、「舞台などの謎が明かされた時が物語の終わる時」としている。また、2016年にはテレビアニメ第2期の制作が発表され、2017年4月1日から放送が始まった。第2期最終回後のCM内にて、2018年のテレビアニメ第3期の制作が発表された。

ストーリー

人類は、突如出現した「巨人」により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじてその命脈を保っていた。

登場人物

舞台設定

産業革命の前後に似た世界観や、ダーク・ファンタジーな要素が見られるが、魔法や超能力などのファンタジー要素は控えめで、組織化された軍と戦術、利用できる科学技術に合わせた装備などの軍事設定が盛り込まれ、基本的には架空戦記のようなハードな展開がメインとなっている。また、単行本のおまけページで断片的に公開される設定以外には謎が多く、「文明の破局を経た退行後の世界」か、「完全な架空の世界」であるのかも明確にされていない。

本作品単行本の表紙カバーを外すと、巨人から逃げて海を越え、もう1つの土地の壁の中に移住する人々を描いた中世の古文書風の絵が見られる。絵に書き込まれた文字は一見解読不能に見えて、実は逆さにすると、カタカナで記された日本語になっている。これらは物語の核心に触れる内容となっているが、これについて諫山は「この世界における教科書の1ページ目で、誰でも共通で持っている知識とかそういうものを込めている」と述べている。以下に概要を示す。

  • 巨人の襲撃により、人類は海を越えた新大陸への移住を余儀なくされる。この際、人類はほとんどが死滅するが、滅亡した直接の要因は巨人によるものではなく、人間同士によるものであった。また、航海の途中で人口はさらに半数が失われた。
  • 新大陸には「モトモト キョウダイナ カベガ ヨウイサレタ」(原文ママ)。さらに、新大陸を聖地として崇拝の対象とする。この壁の中こそが人類の理想郷であり、ここに永遠平和の世界を築くことを主張する。
  • 概略年表

    年号は作品世界独自のものを用いている。

  • ユミル・フリッツが大地の悪魔と契約し、巨人の力を手に入れる。
  • ユミルの死後、魂を「九つの巨人」として分け、エルディア帝国を建国する。
  • エルディア帝国がマーレを滅ぼし、大陸を支配する。
  • 大陸の支配後、約1700年にわたり「ユミルの民」と呼ばれるエルディア人を産み増やす。
  • 被支配国のマーレが内部工作でエルディアに内戦を起こさせ、弱体化させる。
  • エルディアの内戦で「九つの巨人」のうち、「七つの巨人」の力を奪い、マーレ政府が管理することになる。
  • 145代目の王が「始祖の巨人」を継承し、「巨人大戦」が始まる。
  • 「始祖の巨人」の力を継承した145代目の王が「巨人大戦」での戦いを拒否し、生き残ったエルディア人とともにパラディ島へ避難する。
  • パラディ島で三重の壁(ウォール・マリア、ローゼ、シーナ)を築く。
  • 壁内にいたエルディア人の記憶を改竄し、壁外の人類は滅亡したと思い込ませる。
  • 145代目の王がレイス家の「初代王」となり、壁内の世界を統治し始める。
  • 巨人信奉者によりシガンシナ区の門が開放される。侵入した巨人によってシガンシナ区は甚大な被害を被る。
  • キュクロ誕生。
  • ホルヘ・ピケールとアンヘル・アートネンによって巨人が殺せる存在であることが立証される。
  • 立体機動装置訓練が正式に兵団の教科として採用される。
  • キュクロが史上初めて立体機動装置を用い巨人を討伐する。
  • ある日、一人の坑夫が壁の地下を掘り、ウォール・シーナへ入ろうと試みるが、地下の壁に阻まれ失敗に終わる。
  • 友人に壁のことを打ち明けた直後、坑夫が行方不明になる。友人が坑夫の行為を駐屯兵団に話したところ、駐屯兵団と憲兵団による捜索が行われる。その後友人も行方不明になる。
  • (本人の記憶によると)このころからユミルは無知性巨人と化したまま放浪状態となる。
  • 王政(レイス家)と対立したアッカーマン一族と東洋人一族が政府から追放され、弾圧を受ける。
  • 家族を失いながらも単身抵抗を続けていたケニー・アッカーマンは多数の憲兵を殺害し「切り裂きケニー」として巷で恐れられたが、のちウーリ・レイスと出会い中央第一憲兵として再度仕える。
  • リヴァイ・アッカーマン誕生。
  • リヴァイの母親のクシェルがほどなく病死。伯父にあたるケニー・アッカーマンがしばらくの間リヴァイの面倒を見ていた。
  • ケニーの分家筋も迫害を受け、山間部へ移住。のちミカサの父となるアッカーマンは東洋人の女性と結ばれる。
  • (817年ごろ)グリシャ・イェーガーの妹、フェイが何者かに殺害される。犯人は特定されず。
  • 真相はマーレ治安当局のグロスが息子達とともに犬に襲わせて殺害したことが判明する。この一件でグリシャはマーレを深く憎悪することになる。
  • (819年ごろ)エレン・クルーガーが「進撃の巨人」を継承する。
  • グリシャが18歳の頃、父親の診療所を受け継ぎ医者として働いていた所へ「エルディア復権派」の1人のグライスが接触、フェイの死の真相を聞いた後に勧誘を受け、「エルディア復権派」の一員に加わる。
  • ダイナ・フリッツが「エルディア復権派」の前に姿を現す。
  • グリシャとダイナが恋愛の末に結婚。ジーク誕生。
  • フリーダ・レイス誕生。
  • ジークの密告により「エルディア復権派」がマーレ治安当局に拘束され、「楽園送り」となる。
  • グリシャとグライスを除くダイナら全員が無垢の巨人となり、壁内を彷徨う。
  • マーレ治安当局のエレン・クルーガーが「フクロウ」であることを明かすと、巨人化しグロスら役人達を殺害。そして、グリシャに「進撃の巨人」を継承させる。
  • 調査兵団員であったキース・シャーディスが壁外調査の帰路でグリシャ・イェーガーと出会う。
  • その後、酒場にて当時ウェイトレスとして働いていたカルラとグリシャが出会う。後にグリシャは医療知識を活用し、壁内を行き来し易く「始祖の巨人」の継承者の調査もし易いとの観点から医者として働く。
  • ライナー誕生。
  • シガンシナ区で謎の流行病が発生。グリシャが抗体を提供したことで多くの住民が救われる。
  • その時の縁でカルラの告白を受ける形でグリシャとカルラの交際がはじまる。
  • キースが調査兵団第12代団長に就任。
  • グリシャとカルラが結婚。
  • エルヴィン・スミスの父親が死亡。
  • 中央第一憲兵による謀殺であったが、表向きは事故死とされた。
  • エレン、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ヒストリア誕生。
  • グリシャの独自調査で「始祖の巨人」の継承者がレイス家である事を突き止めていたが、エレン誕生を機に使命を断念して家族を守る事を決意、エレンが壁外世界に興味を持つ可能性を考え壁外世界の情報などを三冊の書籍に書き記し、地下室の医療研究室内に隠す。
  • フリーダ・レイスが叔父のウーリから巨人の力を継承する。
  • マーレの戦士であったジークが「獣の巨人」の力を継承する。
  • マーレの戦士候補生であったライナー、ベルトルト、アニ、マルセルがそれぞれ「鎧の巨人」「超大型巨人」「女型の巨人」「顎の巨人」の力を継承する。
  • 強盗の襲撃によりミカサの両親が死亡。以降イェーガー家に引き取られる。
  • キースが調査兵団団長の座をエルヴィンに譲る。
  • マーレ軍上層部より「始祖の巨人」および「進撃の巨人」の探索・奪還の指令を受け、ライナー、ベルトルト、アニ、マルセルの4名がパラディ島に上陸。
  • 移動の途中で無知性巨人と化したユミルと遭遇し、マルセルはライナーを庇い捕食され死亡。結果としてユミルが「顎の巨人」の力を継承し、知性が戻る。
  • ウォール・マリア南端の突出区画シガンシナ区に「超大型巨人」が出現、門を破壊される。多数の巨人が侵攻し、「鎧の巨人」によってウォール・マリア内への門を破壊され、地域住民はウォール・ローゼへ退避。
  • 巨人侵攻の被害でエレンの母カルラが死亡。のち父グリシャも行方不明となり、エレン、ミカサ、アルミンは開拓地へ避難する。
  • この時の混乱に乗じてライナー、ベルトルト、アニも避難民として壁内に侵入、ユミルも同じく避難民として侵入する。
  • この直後にグリシャはエレンに巨人化薬を投与し、グリシャは自身をエレンに食い殺させることで巨人化能力とレイス一族相伝の巨人が持つ能力を継承させた。エレンは巨人化が解けたのち元の場へ戻されたが、注射の後遺症による記憶障害のためその事実を忘れている。
  • ロッド・レイスの領内で「盗賊の襲撃による火災」が発生。惨劇の舞台となった礼拝堂でロッドの妻と5人の子供が死亡する。
  • 実際には、巨人化したグリシャが礼拝堂の地下洞窟で祈りを捧げていたレイス一家を襲撃し、ロッドの妻子を殺害したのだが、事件の被害者であるロッドにより事実が隠蔽された。
  • 巨人化したグリシャに対抗すべく、レイス家の長女フリーダが巨人化して立ち向かうが、その力も及ばずグリシャに食い殺されてしまい、フリーダが継承した能力はグリシャに取り込まれる。
  • グリシャの記憶を継承したエレンがグリシャの視点での光景を思い出し、グリシャは最初はフリーダに民衆の救済を懇願したが、フリーダが拒否したため已む無くフリーダから「始祖の巨人」を奪取した事実が判明した。
  • その後、ロッド・レイスはレイス領内の牧場で暮らしていたヒストリア・レイスのもとに現れ、自身が父親であると告げる。その直後にケニー・アッカーマン率いる中央第一憲兵団が現れ、ヒストリアの母親アルマが抹殺される。ケニーの追究に対しロッドはヒストリアに「クリスタ・レンズ」の偽名を与え、親娘関係を解消した上で放逐。クリスタは開拓地へ移住することとなった。
  • 領土奪還を賭けた総攻撃が敢行されるが失敗。ウォール・ローゼから外側、シガンシナ区は放棄され、人類は領土の1/3と人口の2割(約25万人)を失った。
  • 作戦には失業者や難民化したウォール・マリア住民らが駆り出されるも、ほとんどが戦死。生存者はわずか百数十名のみであった(この作戦でアルミンの祖父も死亡した)。
  • 表向きでは「奪還作戦」としているが、実態としては大量の失業者や難民を意図的に減らす「口減らし」や「棄民」の意味合いもあった。
  • 第104期訓練兵団編成。
  • エレン、ミカサ、アルミン、クリスタ(ヒストリア)が開拓地を出てウォール・ローゼ南方面の隊に入団する。同じくしてライナー、ベルトルト、アニも奪還任務に最適との判断で訓練兵団に入団する。
  • ケニー・アッカーマンによって対人立体機動部隊が結成される。
  • 調査兵団による第34回壁外調査が実施。
  • イルゼ・ラングナー調査兵が人語を話す巨人と遭遇したが、帰還叶わず死亡。
  • イルゼ・ラングナーの遺した巨人メモが調査兵団のリヴァイ兵長によって回収される。
  • 第104期訓練兵団が全訓練課程を修了し、解散。
  • ウォール・ローゼ南端の突出区画トロスト区に「超大型巨人」が再度出現し、扉が破壊される。侵入した巨人からの防衛作戦を駐屯兵団と正式配属を待つばかりだった第104期訓練兵団卒業生達の合同で行われ、大岩を使った門の封鎖に成功。人類の巨人に対する初めての勝利。
  • 人類側劣勢の中、エレン巨人体が出現。巨人にほぼ制圧されたトロスト区を、エレン巨人体を中心として奪還する作戦が現場で新たに立案され、「超大型巨人」によって開けられた巨人の侵入経路を封鎖。続いて急報を受け駆けつけた調査兵団が加勢し、多大な犠牲を出しつつも、トロスト区に侵入した巨人の掃討に成功。4m級、7m級の巨人2体を捕獲する。
  • 戦いの最中、巨人化したエレンを見てライナー、ベルトルト、アニの三人は「進撃の巨人」と判断、ライナーとベルトルトが巨人化に関する密談を同期のマルコ・ボットに聞かれてしまい、自分達の正体に感づかれる。口封じのためにマルコを拘束し、駆け付けたアニにマルコの立体機動装置を奪わせて放置する。そのままマルコは巨人に捕食され戦死する。
  • ダリス・ザックレー総統を議長とした特別兵法会議が開かれ、エレンの存在の是非と処遇について審議が行われた。その結果、調査兵団がエレンの身柄を預かることが決定。
  • その後、エレンは正式に調査兵団に入団。それに伴いリヴァイ兵長の指揮の元、エレンの監視を名目とした保護と巨人化能力の解析と実験を目的とした特別作戦班「リヴァイ班」が結成される。
  • 捕獲した4m級、7m級の巨人がアニとライナーに殺害される。調査が行われるが、犯人を特定出来ず。
  • 第104期訓練兵団卒業生の内、21名が調査兵団に入団。
  • ミカサら上位5名とアルミン、ユミルは調査兵団に入団、マレーの戦士のライナーとベルトルトは「進撃の巨人」ことエレンを奪取する機会を得るべく調査兵団に入団、アニは「始祖の巨人」を継承する王族の調査に最適な憲兵団に入団する。
  • 調査兵団による第57回壁外調査が行われるも、多大な被害を受け一日も経たないうちに帰投を余儀なくされる。この結果を受けてエレンの憲兵団引き渡しが決定した。
  • 壁外調査中、エルヴィン揮下の一部の調査兵団員は「女型の巨人」捕獲作戦を実行するも失敗に終わる。
  • 撤退する際、リヴァイ兵長不在のリヴァイ班が「女型の巨人」に急襲され壊滅し、エレンも巨人化して応戦するも敗北し攫われる。リヴァイとミカサによって救出されるも、ミカサの不手際でリヴァイが脚を負傷する。
  • ストヘス区で調査兵団が秘密裏に「女型の巨人」の捕獲作戦が実施され、多数の被害を生じたが「女型の巨人」の捕獲に成功。エレンの憲兵団引き渡しは凍結される。
  • 調査と交戦の結果、調査兵団は「女型の巨人」の正体をウォール・シーナのストヘス区憲兵団に所属するアニ・レオンハートと断定、市街地での捕獲作戦で市民にも多数の犠牲が生じたがアニの身柄拘束には成功。しかし、アニは謎の水晶体に包まれ情報を聞き出せなくなる。
  • 戦いの最中に「女型の巨人」が破壊したウォール・シーナの壁の中から巨人を発見。「ウォール教」のニック司祭の指示ですぐに巨人を隠す処置が行われる。これにより、壁が巨人で造られていることが判明する。
  • ウォール・ローゼ内に「獣の巨人」率いる巨人の一群が出現、一部の調査兵団とウトガルド城跡にて交戦。「獣の巨人」を取り逃がすも討伐。
  • これによりミケら精鋭調査兵数名が戦死し、大勢の民間人が地下街などに一時避難を余儀なくされる。
  • ハンジの判断でアニの出生記録を調査した結果、845年のウォール・マリア陥落時の混乱に乗じて詐称した経歴であった事が判明、さらにライナーとベルトルトも同郷の出身者として同じ時期に登録されていた事も判明し、アニと同じ巨人能力者との疑惑がかけられる。
  • 調査兵団所属のユミルが巨人化能力者であることが判明。ウトガルド城跡で群がる巨人達相手に孤軍奮闘し重傷を負うが、合流してきたハンジ率いる即席班の活躍により救出される。
  • コニーの故郷・ラガコ村が滅ぼされるが、破壊されたコニーの生家にいた動けない巨人と不自然な村の状況に謎が残る。
  • 調査の結果、ウォール・ローゼに破壊された穴は発見できず。後にさらなる調査で巨人たちの正体がラガコ村の村人たちである疑惑が浮上する。
  • ウォール・ローゼ上に「超大型巨人」「鎧の巨人」が出現。調査兵団は交戦するが敗北し、エレンとユミルが攫われる。
  • 調査兵団所属のライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーが、ウォール・ローゼに到達後それぞれ「鎧の巨人」「超大型巨人」の正体であることが判明。エレンは巨人化して「鎧の巨人」と交戦するも敗北し、ハンジら調査兵団にも多数の死傷者を出す。
  • 交戦から5時間後にエルヴィン団長率いる調査兵団と憲兵団がウォール・ローゼに到着。ハンジの推測により巨大樹の森を目指し、エレン達の奪還を目標に追跡を開始する。
  • 日没前に巨大樹の森でライナー達を発見し、逃走する彼らと交戦する。途中でエレンを奪還するが、彼らの激しい抵抗と群がってきた巨人達により壊滅寸前にまで追い詰められる。しかし、巨人達が突如ライナー達に襲いかかり、その隙に撤退することに成功する。
  • 代償にミカサは負傷しエルヴィンは右腕を失い、ハンネス以下多数の兵士が戦死する。ユミルはライナー達と同行し、彼らはウォール・マリアのシガンシナ区に到着する。
  • 戦いの最中にエレンとミカサの前にダイナ巨人体が出現。エレンがその巨人を殴った瞬間、「座標」の力に目覚め、周りの巨人達がダイナ巨人体に一斉に襲い掛かり、エレンに迫ってきたライナー達にも襲い掛かる。
  • 調査兵団に保護されていた「ウォール教」のニック司祭が何者かに殺害される。
  • 犯人は中央第一憲兵団のジェル・サネス達で、エレンとヒストリアの情報を聞き出すために探し出して拷問の末に殺害。それを強盗の仕業と隠蔽を図る。
  • リヴァイ班の再編成が行われ、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャ、ヒストリアが班に加わる。
  • 破綻寸前のトロスト区の経済と住人たちの生活を支えていたリーブス商会会長・ディモ・リーブスとその部下が何者かにより惨殺される。当初、首謀者は調査兵団とされる。
  • 実際には中央第一憲兵団の依頼でエレン、ヒストリアの拉致を実行したリーブス会長がリヴァイ兵長との交渉に応じ寝返ったため、中央第一憲兵団を率いるケニーに殺害されエレンとヒストリアが拉致された。その事実は王政の圧力を受けた報道機関により改竄される。
  • 王命により調査兵団の解体とエルヴィン団長の逮捕、殺害容疑のかかった団員の逮捕(または殺害)が中央第一憲兵団主導で行われる。リヴァイ兵長およびハンジ分隊長は逃亡・潜伏する。
  • 駐屯兵団のドット・ピクシス司令およびザックレー総統主導によるクーデターが発生。フリッツ王が偽の王である事実や中央第一憲兵団が関与した様々な事件が明らかにされ、王とその側近および中央第一憲兵団が身柄を拘束される。これによりフリッツ朝は完全に崩壊。
  • 民間人殺害の嫌疑で絞首刑が予定されていたエルヴィン調査兵団長は「無実」とされ解放される。
  • リヴァイとハンジ率いる調査兵団が中央第一憲兵団の拠点を制圧しレイス家の礼拝堂地下洞窟に突入。対人立体機動部隊の迎撃を突破しエレンとヒストリアを救出する。この際、エレンはレイス家所蔵の巨人化薬を服用したことで身体硬質化能力を獲得する。
  • ロッド・レイスが巨人化し、オルブド区に侵攻。調査兵団と駐屯兵団による討伐作戦の末、ヒストリアによって討たれる。
  • 致命傷を負いながら地下洞窟から脱出したケニーをリヴァイが発見。ケニーは巨人化薬をリヴァイに託すとそのまま息を引き取る。
  • ヒストリア・レイスが女王に即位。兵団主導による新体制が敷かれ、旧体制派は徹底的に粛清される。
  • ヒストリアは貧窮者救済と孤児救済のために孤児院を開き、壁内の孤児達を集めて面倒を見る。その功績に人々から「牛飼いの女神様」と呼ばれるようになる。
  • 地下洞窟で発見した発光石を兵団や住民に還元。これにより工業の生産性の向上と、兵団の活動範囲の拡大化が図られる。
  • 中央第一憲兵団が抹消していた先進的技術を兵団の兵器改良に応用。新兵器「雷槍」が完成する。
  • エレンの硬質化能力によって兵士の労力以外消耗せず、なおかつ危険に晒されずに済む対巨人兵器が製造され、ウォール・ローゼ外壁の数ヶ所に設置された。
  • 調査兵団の募兵によってマルロ、フロックら新兵達が調査兵団に入団する。
  • 調査兵団によるウォール・マリア最終奪還作戦が開始される。シガンシナ区に到着した調査兵団はジーク、ライナー、ベルトルト率いる巨人たちと交戦し、多大な犠牲を払うもウォール・マリア奪還を果たす。
  • この戦いでエルヴィン団長を筆頭に199名の兵士が戦死し、生き残ったリヴァイ、ハンジ率いる調査兵団9名が帰還する。
  • ジーク、ライナー、車力の巨人は撤退し、ベルトルトは巨人化したアルミンに捕食され死亡。ベルトルトの巨人の力はアルミンに受け継がれる。
  • エレンの生家にある地下室で、グリシャが遺した3冊の手記と壁内では存在しない「写真」を発見。これにより壁外にまだ人類が存在することが判明、さらに自分たちの居る所は大陸の国家「マーレ」の近海に位置する「パラディ島」であることが判明する。
  • ヒストリアは調査兵団が持ち帰った真実を公表することを決断する。
  • この公表により、真実を受け入れる者、信じずに笑い飛ばす者、陰謀論を唱える者など、様々な反応を示し混乱が起きる。
  • 壁外でマーレと中東連合が半島の自治権を巡って戦争が勃発。
  • ウォール・マリア内の巨人の掃討完了を兵団が発表。街道の舗装事業、シガンシナ区の入植がはじまる。
  • 6年ぶりのウォール・マリア外の壁外調査が行われ、調査兵団が初めて海に到達する。
  • 壁外調査で巨人は1体しか確認されず、パラディ島の巨人達はウォール・マリア内でほとんど掃討されたことが確認される。
  • マーレがパラディ島調査のために3年間で駆逐艦を含む計32隻の調査船を派遣するが、いずれも消息を絶つ。
  • マーレと中東連合の戦争が、マーレの勝利で終結する。
  • エレンが「クルーガー」という偽名を使って戦士隊に潜伏中。潜入時期は不明。
  • 用語

    本編のほか、別冊少年マガジン2011年8月号掲載の「特別企画『進撃の巨人』の世界!!」も参照とする。

    巨人

    巨体に見あった強大な膂力はもちろん、驚異的な生命力をも持ち、頭部や四肢を吹き飛ばされるような大きな損傷でも1 – 2分程度で再生してしまう。痛覚は若干の個体差が認められるが、それでも人間に比べると遥かに少ない。一方で持久力には限界があり、疲労した場合は動きが大幅に鈍る。後頭部より下のうなじにかけての縦1m、幅10cm(巨人のサイズには関係なく共通)が唯一の弱点で、ここを攻撃方法に関係なく激しく損傷すると再生することなく即死する。そのため、兵士は二刀を用いてこの部分をV字型に削ぐ戦法をとっている。また、死んだ巨人の肉体は気化するように朽ちて消滅していく。さらに、肉体を構成する物質の密度が低く、見た目に比して体重は極めて軽い。そのためかサイズの差によらず概して巨体の割に動きは俊敏であり、立体機動による高速移動中の人間であっても比較的容易に捕獲する。

    壁外地域の存在であるため、その生態には不明な点が多い。知性はなく、言語も解さないため人間との意思疎通は不可能とされていたが、イルゼ・ラングナーが遭遇した個体やラガコ村でコニーが遭遇した個体など、特定の個人を認識した場合に言葉を発声してコミュニケーションを取ろうとする例外もある。その体は蒸気が出るほどに高温。他にも「南方から現れる」「人間を喰らう」「人間以外の生物には興味を示さない」などが判明している。人間を喰らうが食事の必要はなく、100年以上人間を捕食できない環境下でも存在し続けており、捕食した人間をほとんど未消化で吐き出す。そのため、人間の捕食理由は殺戮にあると推測されているが、一方で「人間を喰らうという行動の結果、死なせてしまう」のであって、「人間を食殺以外の方法で殺そうとする行動は取らない」とも言われている。また、巨人化したエレン、ライナー、ユミルに対しても、形態が人間ではないにもかかわらず、人間同様に捕食するため襲い掛かってくる。後にロッド・レイスによって、無垢の巨人が巨人化能力者を捕食すると人間に戻り、巨人化能力者を捕食した者は、その能力者の力と記憶を受け継いで人間に戻る事が明かされたことにより、無垢の巨人が本能で人間を捕食する理由が、元の人間に戻る為である事が判明した。喜怒哀楽の表情こそ見られるものの、他の表情に変化することはなく、例として笑顔の者や無表情の者はいかなる負傷を受けようと常に笑顔のままや無表情のままである。外見は個体によって差が著しく、肥満体、痩せ型、腕の細い者や長い者、長い髪や口髭のある者などに加え、首と呼べる部分が無いなどおよそ人間とはかけ離れた個体も存在するなど多彩。なお、人間の存在を何らかの方法で感知する術を持ち、より多くの人間が密集している領域に惹かれる性質がある。通常の巨人(通常種)は、視界内に人間がいれば、その人間を捕食しようとする。人間との力の差は圧倒的で、巨人討伐のプロである調査兵団であっても最優先されるのは巨人と出会わないこと、戦わないこととされる。また、複数で行動することが多く、多数が現れると非常に危険な状況となるが、巨人同士による組織的な連携行動は通常においてはあまり見られない。

    ウォール・ローゼ内に出現した巨人達の掃討後の調査の結果、討伐した巨人の数がラガコ村の人数とほぼ同じことと、コニーの生家にいた巨人がコニーの母親と判明したこと、巨人共通の弱点であるうなじの縦1m幅10cmが人間の「脳から脊椎」に相当する大きさ(同化しているため、切り開いても形状は判別できない)であることから、巨人の正体が人間である疑いが濃厚になった。後に、エレンの父グリシャが残した手記により、巨人の正体が本当に人間だと明かされた。さらに、その巨人がマーレ人に罪人とされ、頸に薬物投与をされた「ユミルの民」である事、南方の壁から近い位置にある海岸線でエルディア人が巨人化させられているため、巨人が南方から現れる事も判明した。

    なお、英訳には「ジャイアント」 (Giant) ではなく「タイタン」 (Titan) が使われている(作品の英訳タイトルも「Attack on Titan」)。

    壁内では大まかに「通常種」と「奇行種」の2種に分類されている。巨人化能力者の存在が確認されてからは、まとめて「無知性巨人」とも呼ばれる。正体は上記の通り、マーレ人によって罪人とされ薬物投与された、「ユミルの民」という特殊な種族の人間。

    身体に傷を負った状態で強い目的意識の元変身を望むことで、頭上から雷が落ち、その傷口から身体を巨人化させる能力を持つ者。巨人化は自分の意志で行えるが、巨人化後の知性および自我の維持にはある程度の慣れが必要で、意識面での制御が未熟な場合は凶暴化する。また巨人化は体力、精神力の消耗が激しく、連続使用はあらゆる面で精度が落ちる。生存のために人間を捕食する必要がないのは通常の巨人と同様。

    巨人化した際には、巨人共通の弱点であるうなじ部分に本体の人間部分が埋まった状態となっており、人間体を密度の低い巨人の肉体部分から切り離すことで、強制的に巨人化を解くことも可能。また、巨人化を解いてからしばらくは目の周りに放射状の傷跡が残るため、巨人化能力者を判別する目安となっている。

    エレン、フリーダ、ロッドは薬物の投与で巨人化しており、ベルトルトとユミルは「人を食って人間に戻った」と語っている。それと巨人の頃のユミルがライナーとベルトルトの親友マルセルを食べたこと、また一般の巨人が普通の人間を食べても人間には戻らない傾向から、「不可逆的に巨人化した人間」が「巨人化の能力を有した人間」を食べることで人間に戻る(巨人化をコントロールする力を手に入れる)のではないかとハンジは推測しており、巨人化能力はあくまで後天的な現象ではあるが、人間が不可逆的に巨人化する、根本的な原因については当初は不明だった。ベルトルトとユミルによれば不可逆的に巨人化している間の記憶はないが、長い悪夢を見ているような状態とのこと。後に、人間が不可逆的に巨人化するのはマーレ人により罪人とされたエルディア人が薬物投与されたことが原因だと判明し、ハンジの推測は的中していたことになる。

  • 超大型巨人の力(?→ベルトルト・フーバー→アルミン・アルレルト)
  • 鎧の巨人の力(?→ライナー・ブラウン→マーレの戦士候補生ガビかファルコ・グライスが継承者の候補となる)
  • 女型の巨人の力(?→アニ・レオンハート)
  • 獣の巨人の力(?→ジーク→マーレの戦士候補生コルトが継承者の候補となる)
  • 車力の巨人の力(?→ピーク)
  • 顎の巨人の力(?→マルセル・ガリアード→ユミル→ポルコ・ガリアード)
  • 戦槌の巨人の力(?→タイバー家が代々継承しているとされ、作中登場時は当主ヴィリー・タイバーの妹が継承していた)
  • 人類

    本項ではパラディ島壁内の人類について詳述する。

    年号は作品世界独自のもので、エレンやミカサが訓練兵団を卒業した年が850年となっている。作品世界における人類は巨人の脅威から逃れるため、住宅地や農地など、生活区域全てを高く強固な壁で囲んだ巨大な城郭都市の中に居住している。845年に超大型巨人の襲撃を受けるまでは125万人ほどの総人口だった。

    生活様式は、電気技術が存在しないなど産業革命以前のヨーロッパに近いが、メートルや秒を基準とした度量衡が整備され、圧力機器や刀剣類の製造に関しては産業革命時よりも進歩しているなど、現実の工業の進歩とは違う面がある。また、眼鏡や望遠鏡などの光学機器の技術も存在するが、写真撮影は実現していない。このため、視覚情報は印刷や描画などで伝達されている。城郭内はハーフティンバー様式に類似した木骨組の家が立ち並び、チェスらしきボードゲーム、白人系(コーカソイド)の人種など、北方ヨーロッパ的な文化が散見される。一方で、ミカサのように作品世界では滅んでしまったとされる東洋系(モンゴロイド)も若干名が登場している。

    統治は王政となっており、政策的には保守寄りだが、ノベライズ版の『Before the fall』の時代では、囚人を壁外に放り出す「壁外追放刑」なる非人道的な刑が存在する(王政への不信を防ぐため、公には「存在しない」ということにされている)。壁外地域に対しては調査兵団が担うのみで、消極的な傾向にある。壁外地域に関する情報発信については規制も行われているため、世論も壁外地域への関心が薄く、全体的に内向きな傾向にあるが、ウォール・マリア陥落による領土喪失で難民が急増し、急進的に軍拡が求められている。

    対巨人戦闘に必要不可欠とされる立体機動装置の発案と採用、運用に関しては自衛上例外的に認められているものの、文明を進歩させる行為や壁を武装化するといった行為はウォール教の教えに反するものとして忌避される。また、壁の調査や気球を開発して空を飛ぶ行為、銃火器の新開発は王政とその意を汲む中央第一憲兵団により厳しく制限され統制されている。

    地名

    エルディア最後の国土パラディ島にフリッツ王が作った同心円状に三重の壁を持つ土地。中心から最外周のウォール・マリアまでは半径約480キロメートル。人類の活動する壁内には海岸は存在せず、周囲に海がない内陸国という土地柄のため、塩の産出が乏しく、貴重な品物となっている。長年壁によって隔絶されてきたため、固有の動植物や猿など壁内に存在しなくなった生態系も存在する。

    三重の壁のうち、ウォール・マリアよりさらに外にある世界のことで、「海洋」や「砂漠」などが存在するともいわれているが、情報の秘匿が徹底している。壁外の情報が記載されている書物の所持も堅く禁じられており、見つかった場合、憲兵団に没収・廃棄処分され、所有者も処罰される。通常時に壁外へ出ることはタブー視されており、調査兵団や壁外追放刑の囚人でない限り、壁外へ出ることは許されない。レイス家が科学技術をブラックボックス化して独占し進歩を止めたパラディ島壁内と異なり、150年分の科学技術の進歩があり、電気技術、アナログの写真撮影、鉄道による大量高速輸送などもすでに一般化し、戦争における機関銃や飛行船、蒸気機関動力の鋼鉄製軍艦の活用、および近い将来に飛行機の戦争における活用が予想されるなど、現実世界における20世紀初頭程度の文明レベルに到達している。この文明の力により、「九つの巨人」の能力もすでに武力としての優位性が失われつつある。

    兵団

    城郭都市の内外の治安と軍事を担う組織。志願者は訓練兵団で各種訓練を受け、卒業後に希望する兵団を選択して配属される。兵団によって規模が大きく異なる。制服のジャケットの左胸と背中、袖には4分割フィールドの盾を共通にした各兵団の紋章がつく。敬礼は右手で拳をつくり、子指側を左胸に当てる(例外として、エルヴィンが右腕を失ってから左手で敬礼した場面もある)。これは「公(おおやけ)に心臓を捧げる」という意味合いが込められている。階級の設定は、団長や分隊長など大まかな区分け以外は不明。所属識別は制服のジャケットの左胸に明記されている。

    戦士隊

    マーレ陸軍に所属する特殊部隊。マーレ軍の主力兵器、巨人戦力を運用する。九つの巨人の力を継承する「戦士」とジークの骨髄液を投与された無垢の巨人、歩兵部隊であるエルディア人戦士隊から構成される。マーレ人のテオ・マガトが隊を率いている。戦闘要員ではないが、戦士候補生も戦士隊に所属する。

    戦術・装備

    壁内では王政府の方針により技術開発には制限が加えられており、過去には近代的な火器や飛行技術も実用化されたが、憲兵団によって闇から闇に葬られ、その存在は抹消されている。

    壁内の兵器および装備品は、主にウォール・シーナ内部の工場都市で生産されている。自動車や航空機などの近代的な機械化戦力は存在しないため、歩兵や騎馬兵による白兵戦を主体とする。またライフルなどの小火器類から、大砲などの重火器類の他、巨人捕獲用の機械なども配備されているが、全般的に巨人との直接戦闘には効果が薄く、限定的な運用に留まっている。また電気や無線通信の技術もないため、情報伝達は主に前線からの早馬(伝令兵)や、信号弾などで行っている。

    壁外では装甲列車や戦艦などの近代的な兵器が運用されており、電話や無線による通信技術も存在する。またマーレの巨人に対抗するため、諸外国は通常兵器の開発に力を入れ、中東連合では強力な徹甲弾の実用化に成功している。将来的には航空戦力の発展に伴い爆撃が可能になれば、巨人戦力は無力化すると予想されている。

    その他

    作品の成り立ち

    連載開始まで

    本作は元々、作者の諫山創(当時19歳)が漫画家デビューを果たす前の2006年に編集部へ持ち込みをするための読み切り作品として考案された。諫山は本作を構想したきっかけとして「原点は覚えていないが閉鎖空間での極限状態を描きたいと思ったのが始まりで、巨人を最大限に活かすことの出来る世界観を考えた。まずは世界観ありきで創り始めた」と語り、この構想を形とした読み切り版「進撃の巨人」を『週刊少年マガジン』(以下『週マガ』)を発行している少年マガジン編集部へ持ち込んだところ、同編集部主催の新人賞・2006年7月期MGP(マガジングランプリ)にて佳作を受賞するに至った。なお読み切り版「進撃の巨人」は当初、他社の編集部へ持ち込んだが、このように評価されることはなかったという。

    その後、2009年9月に創刊予定であった『別冊少年マガジン』(以下『別マガ』)の連載作品を決めるため、ダーク・ファンタジーをテーマとしたコンペが少年マガジン編集部内で開催されることとなる。そこで、諫山を持ち込み受け取り時から担当していた編集者の川窪慎太郎は「諫山の作風が『別マガ』のコンセプトに合致している」との考えから、コンペに合わせて読み切り版「進撃の巨人」を連載用に創り直すことを諫山へ提案。こうして現在の連載版「進撃の巨人」が連載コンペに回され、その結果創刊号からの連載開始が決定した。なおコンペに回した第1話・第2話のネームは現在発表されている第3話・第4話に当たるものであり、現在の第1話・第2話は連載開始決定後に新たに差し込まれた。

    このコンペ用のネームは『進撃の巨人 OUTSIDE 攻』に掲載されている。

    これについて諫山は「キャラクターの過去・背景を描いた方が読者に感情移入してもらえると思った」とし、担当編集者の川窪もこれに賛同。編集部内には「このままでも十分面白い」という意見も存在したが、川窪は『別マガ』の「アンチ『週マガ』」「これまでに無い漫画雑誌を創る」というテーマにも後押しされ、諫山の意見を貫き通したという。このように本作の連載開始には『別マガ』のコンセプトが大きく関わっているが、このことに関して『別マガ』班長(他雑誌における編集長と同意の役職)の朴鐘顕は、「『週マガ』では始められなかっただろう」と述懐している。

    なお、連載版の元となった読み切り版「進撃の巨人」は、テレビアニメ版BD&DVD第1巻初回限定盤に「進撃の巨人」0巻として付属された。

    連載開始後

    上記のような経緯で、連載版「進撃の巨人」は2009年9月9日発売の『別マガ』創刊号より連載を開始する。この創刊当時はほぼ無名の新人作家による作品であったが、センターカラーでの掲載に加え、タイトルページにて「この才能は本物か!?」という煽り文も付与されるなど、編集部からは期待される中での連載開始となった。川窪によると、手探りの中で創刊した雑誌での新連載であったため、当初は指針や読者の傾向などが不明瞭で苦労したが、そのおかげで実験的なことも可能であったという。なお同誌にて同じく創刊号から『惡の華』の連載を開始していた押見修造は、創刊号発売時点で掲載作品の中では本作がイチオシであるとの発言をしていた。

    当初は読者の反響はそれほどではなかったが、連載開始から3か月ほど経った時点で読者アンケートが急速に伸び始め、2010年3月発売『別マガ』発の単行本第1弾に第1巻がラインナップされることとなる。このころ『別マガ』班長・朴は既に本作を雑誌の3本柱の内の1つ考えていたこともあり、少年マガジン編集部では新人の初単行本が通常初版2万部発行のところを倍の初版4万部発行で発売したという。しかしそれにもかかわらず売れ行きがよく、『別マガ』発の単行本の中で重版第1号を果たすこととなった。

    また第1巻発売から3か月後の2010年6月に発売された『オトナファミ』(エンターブレイン)2010 August号では、単行本既刊3巻以下の作品を対象とした「NEXTブレイク漫画ランキングBEST50」にて第2位を獲得(1位は『テルマエ・ロマエ』)。2010年12月の第3巻発売時には既刊2巻の累計のみで発行部数100万部の大台を突破し、さらに同月発売の『このマンガがすごい! 2011』(宝島社)オトコ編では第1位を獲得するなど、第1巻発売から1年も満たない内に人気作品へと急成長した。この背景には本作の面白さに加え、口コミや前述した多数のコミックランキングへのランクインもさることながら、本作・そして『別マガ』の両方を宣伝するため、出張読み切りとして、知名度の高い『週マガ』2010年10号や同誌2011年2,3合併号へと特別編を掲載したことも1つの要因となった(出張読み切りの詳細は別冊少年マガジン#特徴を参照)。なお第4巻発売から約1か月後の時点では、発行部数で換算して第1巻を購入した人の約93%が、第4巻まで買っていたという計算結果が出ている。 2011年開催の第35回講談社漫画賞では少年部門を受賞している。

    9巻までの単行本の発行部数は2013年4月初頭(10巻発売時点)で累計1200万部を超えていたが、アニメが放送されてからはさらに売上が伸び、同年の8月初頭(11巻発売時点)に、10巻までの発行部数が累計2300万部を突破したことが明らかにされた。

    韓国では、2011年から正式翻訳出版されているコミックスが35万部以上の売り上げを記録している(2013年8月時点)。アニメも日本と同時期にテレビ放送された。あまりの人気に放送日時が変更されたり、主題歌やオリジナルサウンドトラックまで日本と同時に発売されるなどの異例のブームとなった。

    アメリカでは、ニューヨークタイムズ(NYタイムズ)のベストセラーコーナーに掲載される、週間マンガランキングの2013年10月第2週で、本作の1巻が第1位になった。2位が2巻、4位が7巻、5位が3巻とベスト5のうち本作が4冊を占める結果となった。

    物語のオチは当初から決まっていて、25巻あたりで完結する予定とのこと。

    制作背景

    本作を創作するにあたり、作者である諫山は、多数の既存作品、そして自身の経験から影響を受けていると述べている。また、小太刀右京や三輪清宗が設定協力として参加している。

    巨人の制作

    「人を喰う巨人」については、小学生のころに偶然視聴した特撮映画「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」の影響を受け、諫山が受けたトラウマの1つになっている。また同時期に読んだ少年漫画「地獄先生ぬ?べ?」に登場する“人食いモナリザ”にも影響を受けるなど、これらの作品が巨人を着想するに至る要素となった。諫山は初投稿以降、装置類などを変更した複数のバージョンを制作・投稿しているが、「人を喰う巨人」というコンセプトには変更がない。

    作中に数多存在する戦闘シーンでは、諫山の怪獣特撮・巨大ヒーロー好きもあって特撮テイストが多く盛り込まれている他、格闘技好きも大きく反映されており、格闘技に実際に存在する技や、特定の選手をイメージしてデザインした巨人・攻撃の方法などが作中に登場している(実例は#巨人を参照)。また諫山にはウルトラマンに格闘技をさせたいという考えもあったという。なお読み切り版時では巨人が記号的なモンスターであったが、諫山は後日行なわれた新人賞の授賞式にて少年マガジン編集部編集長の森田浩章から「巨人をもっと怖く」との助言を受けていた。そこで自身がネットカフェでアルバイトをしている最中に経験した、「泥酔して何を考えているか全くわからないのに知恵はある客」とのやりとりで感じた「意思疎通のできない人間」への恐怖体験を参考にして、記号的に牙や角などを付けるのではなく巨人の表情を喜怒哀楽のどれか1つに限定させることで、巨人から恐怖感や不気味さを生み出すことに成功した。

    巨人の「食べ物である人間を食しておきながら栄養として吸収しない」という行為に関しては、「後付けである」としながらも菓子研究家の福田里香が提唱する、フィクション作品におけるフード理論に基づいている。福田によるフード理論には「善人は食べ物を美味そうに食べる」「正体不明人物は食べ物を食べない」「悪人は食べ物を粗末に扱う」という3原則があり、これをTBSラジオの『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』にて聞いた諫山は「なるほど」と納得。そこで「巨人はお腹いっぱいになったら吐き出す」という設定を追加したり、第2巻でのミカサ回想シーンにおいては「食べるという行為の元は戦いだ」と改めて感じながら描写したという。

    世界観の制作

    周囲を壁に囲まれるという閉塞した世界観は、諫山が「壁のような山に囲まれた」と表現する出身地(大分県日田郡大山町、現日田市大山町)から外に飛び出したい、という少年時代の心境が反映されており、その思いが「壁の中から出て広い世界に行きたい」というエレンの行動原理に通じている。また「この大山町が、進撃の巨人の舞台になっている」とも語っている。

    一部の用語(「人を喰う巨人」、「ユミル」など)は北欧神話からの引用で、作者によると「北欧神話を3割知っていたらネタバレ」とのこと。また長江俊和は「ソニー」「ビーン」の2体の巨人の名前はスコットランドに伝わる殺人鬼ソニー・ビーンの伝説から採られたものではないかと考察している。

    恋愛アドベンチャーゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』から強く影響を受けたと語っている。進撃の巨人を執筆するにあたって、同作品に触れた際に感じた「作り手に殺される」と感じるほどの悪意的姿勢を自分なりに表現し、世間に投げつけたかったと諫山は述べている。前述した『地獄先生ぬ?べ?』などと共に諫山にとってのトラウマとなっている。

    司馬遼太郎の歴史小説『坂の上の雲』にも影響を受けており、弱者が強者(絶対的に不利な相手)へ挑むという展開を創る上での参考となっている。

    読み切り版考案時は、作品世界を現代の荒廃した世界にする案もあったが、諫山自身の画力などから考慮して、現在のような中世ヨーロッパを思わせるファンタジー的な世界にしたという。しかしこれは創作上の「逃げ」を作り出すということも考慮されており、作品世界のテクノロジーを現実より劣化させることによって、より絶望的な世界の構築が可能となった。またこの結果、作品世界へと容易に登場させることが可能となった架空の物事に関しては、いわゆる「中二病的なアイデア」であったとしても、なるべく根拠を求めていく姿勢を採っているという。また、弱い者が強い者に挑むという展開は、諫山自身の経験や思いが多分に反映されている。諫山は漫画のようなものを描き始めた高校2年生くらいのころから、弱者を主人公とした作品ばかり描いていたが、幼少期から常に同世代と比べて10キロほど体重が軽いこともあって劣等感を感じていたという。しかしそれでもちびっこ相撲大会に強制的に参加させられ、全国ランキングに入る程の相手と対戦しなければならない状況に陥り、強大なモノへの絶望感を味わったり、友人との度胸試しから最後まで逃げてやらなかったという過去の経験などが、「もっと真面目にやれば良かった」という後悔や歯がゆさなどに繋がって反骨心としてこのような展開を描くようになったと諫山は述べている。

    2013年11月9日放送のテレビ番組『日立 世界・ふしぎ発見!』「宇宙からの贈り物 隕石が生んだ南ドイツの奇跡」において、アニメ声優がナレーションや吹替えを担当するなど、ドイツのネルトリンゲンと作品との関連を匂わせる構成がなされていたが、番組公式アカウント(@fushigi_hakkenP)のツイートは、「なお、作者の諫山先生は独自の世界観で描いていらっしゃるということで、決してネルトリンゲンは「進撃の巨人」の舞台のモデルではない」と、否定している。

    社会的評価

    本作は前述の通り、単行本第1巻発売直後から様々な社会的評価を受けている。代表的なものは『オトナファミ』2010 August号掲載「NEXTブレイク漫画ランキングBEST50」第2位、『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー)2010年9月号にてプラチナ本への選出、『このマンガがすごい! 2011』オトコ編第1位、全国書店員が選んだおすすめコミック2011第1位、第4回マンガ大賞第7位、第35回講談社漫画賞少年部門受賞、第1回SUGOI JAPAN Awardマンガ部門グランプリなどと多岐に渡っているが、この内『ダ・ヴィンチ』2010年9月号掲載プラチナ本への選出時には、同誌編集長の横里隆が「分からないことだらけの圧倒的な絶望感の中で、主人公たちが生き延びるために戦い続けることに魅力を感じ、またそこにリアリティがあるため怖い。怖いものは面白い」と評した。また評論家の宇野常寛は「この作品は「ゴジラ」第1作に代表されるような昭和時代の怪獣映画や変身ヒーロー物の作品内にて、国家や戦争といった個人ではどうにもならない物のイメージを持って登場した“大きなもの”を備えている。しかし21世紀となった現在では“大きなもの”のイメージを過去のようにステレオタイプな悪役にせず新たに更新する必要があるものの、その姿はまだどう変わるか分からない。それでも“分からない大きなもの”をどう受け止めるかというテーマに対して主人公達は正面から格闘していて、その本質から逃げない姿勢が読者を惹き付けているのではないか」と評している。三菱UFJリサーチ&コンサルティング芸術・文化政策センター長の太下義之はこの作品が人気を集めた要因として、謎が謎を呼ぶ形のプロット、その謎を仕掛ける作者の存在を読者に意識させるメタ・フィクショナルな構造、二次創作の余地を生む世界観、『寄生獣』に通じる閉塞感などを挙げている。香港の芸術家・ケイシー・ウォン(黄国才)は、香港で本作が評判を生んでいる要因として、1997年まで英国植民地として「壁」に守られていた香港が、中国返還後は中国資本メディアの台頭や、中国人移民の激増という「巨人」に脅かされ、自由な空気が損なわれている、という香港の時代背景を挙げ、本作のプロットとの共通性を指摘した。この他、2011年発表の第35回講談社漫画賞にて審査員を担当した漫画原作者の安童夕馬(樹林伸)は、「まだ序章ではないかという意見も存在したが、候補作の中では頭ひとつ飛び抜けており、今この作品の“勢い”に賞を出すことは意義がある」とコメントしている。

    なお2011年3月11日以降は作品内容上、東日本大震災に絡めて評されることが多くなっている。『ダ・ヴィンチ』2011年6月号掲載の特集では、「作中に登場する“前に巨人に襲われてから100年経っていたため脅威を忘れていた人々”や“自分の財産を守ろうとして人々の避難を邪魔した商人”などのキャラクター、そして“巨人”そのもの。これら全てが震災前に描かれたにもかかわらず震災を連想させるものばかりであり、震災後の日本と同じく本作も巨人から世界を取り戻すという“復興”を目指す作品である」とした上で、「ますます時代に関わる重要な作品になっていくだろう」と紹介している。震災については諫山自身も映画評論家・町山智浩との対談記事にて「作品内容に影響は無い」としながらも、別のインタビュー記事では「以前の日本には閉塞感が漂っていたが、震災を境に変わってしまった。今後は目の前にある脅威に対してどうやって勝ち得るのかを描いていきたい」と述べている。

    書誌情報

    単行本

  • 諫山創 『進撃の巨人』 講談社〈講談社コミックスマガジン〉 既刊24巻(2017年12月8日現在)
  • 2010年03月17日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384276-0
  • 2010年07月16日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384338-5
  • 2010年12月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384410-8 – 特別編「リヴァイ兵士長」を収録。
  • 2011年04月08日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384469-6
  • 2011年08月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384513-6 – 特別編「イルゼの手帳」を収録。
  • 2011年12月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384591-4
  • 2012年04月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384652-2(通常版) / ISBN 978-4-06-362208-9(限定版)
  • 2012年08月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384712-3(通常版) / ISBN 978-4-06-362227-0(限定版)
  • 2012年12月07日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384776-5(通常版) / ISBN 978-4-06-362239-3(限定版)
  • 2013年04月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-384839-7(通常版) / ISBN 978-4-06-362243-0(限定版)
  • 2013年08月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4063949018
  • 2013年12月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-394976-6(通常版) / ISBN 978-4-06-358465-3(限定版)
  • 2014年04月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395044-1(通常版) / ISBN 978-4-06-358488-2(限定版)
  • 2014年08月08日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395141-7(通常版) / ISBN 978-4-06-358703-6(限定版)
  • 2014年12月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395253-7(通常版) / ISBN 978-4-06-358722-7(限定版)
  • 2015年04月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395358-9(通常版) / ISBN 978-4-06-358723-4(限定版)
  • 2015年08月07日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395446-3(通常版) / ISBN 978-4-06-362303-1(限定版)
  • 2015年12月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395549-1(通常版) / ISBN 978-4-06-358783-8(限定版)
  • 2016年04月08日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395636-8(通常版) / ISBN 978-4-06-362328-4(限定版)
  • 2016年08月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395720-4(通常版) / ISBN 978-4-06-362335-2(限定版)
  • 2016年12月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395815-7(通常版) / ISBN 978-4-06-362347-5(限定版)
  • 2017年04月07日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395909-3(通常版) / ISBN 978-4-06-362355-0(限定版)
  • 2017年08月09日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-510100-1(通常版) / ISBN 978-4-06-510007-3(限定版)
  • 2017年12月08日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-510548-1(通常版) / ISBN 978-4-06-397047-0(限定版)
  • 公式ガイドブック

  • 諫山創『進撃の巨人 INSIDE 抗』 講談社〈KCデラックス〉 2013年4月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-376816-9
  • 諫山創『進撃の巨人 OUTSIDE 攻』 講談社〈KCデラックス〉 2013年9月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-376873-2
  • 諌山創『進撃の巨人 ANIMATION SIDE 吼』 講談社〈KCデラックス〉2014年2月7日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-376937-1
  • 諌山創『進撃の巨人 ANSWERS』 講談社〈KCデラックス〉2016年8月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-393042-9
  • 諌山創『進撃の巨人 キャラクター名鑑』 講談社〈KCデラックス〉2017年8月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-510216-9
  • その他の書誌情報

  • 柳田理科雄 『進撃の巨人 空想科学読本』講談社〈KCデラックス〉2014年8月8日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-377040-7
  • 諫山創 『進撃の巨人 公式ぬりえブック ATTACK ON TITAN COLORING BOOK』講談社 2016年4月14日初版発売(同日発売)、ISBN 978-4-06-219993-3
  • ライトノベル

    進撃の巨人 Before the fall

    講談社ラノベ文庫より『進撃の巨人 Before the fall』(しんげきのきょじん ビフォー・ザ・フォール)のタイトルでライトノベル化された。全3巻。著者:涼風涼、イラスト:THORES柴本。『月刊少年シリウス』2013年10月号より士貴智志による漫画版が連載。内容は原作漫画の前日譚となっている。

  • 著:涼風涼 / 原作:諫山創、講談社〈講談社ラノベ文庫〉、全3冊
  • 『進撃の巨人 Before the fall』 作画:士貴智志 / 原作:諫山創・涼風涼 / キャラクター原案:THORES柴本、講談社〈シリウスKC〉、既刊12巻(2017年12月8日現在)
  • 進撃の巨人 隔絶都市の女王

    講談社ラノベ文庫より『進撃の巨人 隔絶都市の女王』(しんげきのきょじん かくぜつとしのじょおう)のタイトルでライトノベル化されている。全2巻。著者:川上亮、イラスト:村田蓮爾。内容は原作漫画の外伝的な位置にあり、ウォール・マリア陥落によって孤立化したウォール・マリア東端外壁突出地区の街を舞台にしている。

  • 著:川上亮 / 原作:諫山創、講談社〈講談社ラノベ文庫〉、全2巻
  • 小説 進撃の巨人 LOST GIRLS

    KCデラックスより『小説 進撃の巨人 LOST GIRLS』(しょうせつ しんげきのきょじん ロスト・ガールズ)のタイトルでライトノベル化された。元々はテレビアニメのBlu-ray&DVDの初回特典に付属したビジュアルノベルのシナリオの「Lost in the cruel world(ミカサ外伝)」「Wall Sina, Goodbye(アニ外伝)」だったものを小説化したもので、書き下ろしとして「Lost Girls」を収録している。著者:瀬古浩司、協力:「進撃の巨人」製作委員会。『別冊少年マガジン』2015年9月号より2016年6月号まで不二涼介による漫画版が連載。

  • 著:瀬古浩司 / 原作:諫山創 / 協力:「進撃の巨人」製作委員会 講談社〈KCデラックスほか〉、全1巻
  • 『進撃の巨人 LOST GIRLS』 作画:不二涼介 / 原作:諫山創 / 小説:瀬古浩司、講談社〈講談社コミックス〉、全2巻
  • スピンオフ

    進撃!巨人中学校

    中川沙樹作画による『進撃の巨人』の「公式」パロディギャグ漫画。『別冊少年マガジン』2012年5月号から2016年8月号まで連載。アニメ化もされた。

    進撃の巨人 悔いなき選択

    外伝『進撃の巨人 悔いなき選択』(しんげきのきょじん くいなきせんたく)が、女性向け漫画雑誌『ARIA』(講談社)にて2014年1月号から同年8月号まで連載。元々はテレビアニメのBlu-ray&DVDの初回特典に付属したビジュアルノベルのシナリオが原型となっている。本編に先駆けて、プロローグが2013年11月号に掲載されたが、当該号は売れ行きが好調で入手困難となり、翌12月号に再掲載された。“王都のゴロツキ”だったリヴァイと調査兵団分隊長のエルヴィン・スミスとの出会いが描かれる。ストーリー原案はニトロプラスの砂阿久雁、作画は駿河ヒカルが担当する。

    2014年から2015年にかけてOADとして前後編でアニメ化。『進撃の巨人』本編の限定版15巻(2014年12月9日発売 前編)、同じく限定版16巻(2015年4月9日発売 後編)の同梱ディスクとしてリリース。2017年にはアニメ本編2期放送開始に先立ち、同年3月に地上波の一部局でも1エピソード化した版が放送された(詳細はテレビアニメ版の項目などを参照)。

  • 2014年4月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-376961-6(通常版) / ISBN 978-4-06-362271-3(特装版)
  • 2014年8月8日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-377046-9(通常版) / ISBN 978-4-06-362277-5(特装版)
  • 寸劇の巨人

    寸劇の巨人』は4コマギャグ漫画。漫画・hounori。マンガボックスにて2013年12月4日から2014年12月30日まで連載。別冊少年マガジンでも連載されこちらは2015年5月号にて連載終了。

  • 2014年8月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395152-3
  • 2015年4月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-395360-2
  • ゲーム

    モバイルゲーム

    パソコンゲーム

    コンシューマーゲーム

    アーケードゲーム

    アニメ

    2013年4月から9月までMBSほかにて第1期が放送された。概略年表における850年のストヘス区でのアニ身柄拘束作戦の完了までを、第13話と第14話の間に総集編の第13.5話を挟んだ全26回で描いている。また、原作単行本収録のOADや第1期の劇場版総集編が制作された。

    2016年7月3日に第2期(Season 2)が発表され、2017年4月1日から6月17日まで全12回を放送。物語は第1期の続きからエレン奪還戦でエレンが「座標」の力に目覚めるまでが描かれている。

    2018年7月に第3期がNHK総合テレビにて放送予定。

    ムービーコミック

    アニメのキャストでdTVのBeeマンガにてムービーコミックが配信されている。ムービーコミックとは原作の漫画に声優陣による音声セリフやSE、エフェクト効果を加えた動画である。2015年6月1日より原作の1巻から4巻までに収録された全14話が配信された。使用されているセリフは新たに取り下ろした音声である。主題歌はアニメ同様にLinked Horizonの「紅蓮の弓矢」が使用されている。

  • 企画:柳崎芳夫
  • プロデューサー:龍貴大、平木美和、中村好佑
  • 総合演出:松村千秋
  • 演出・映像効果:鳥尾美里
  • 選曲:田母神正顕
  • 音響効果:田久保貴昭
  • MA:東通 ビデオセンター
  • 技術協力:アックス
  • 音響演出:中嶋聡彦
  • 録音:山田富二男
  • 録音助手:佐藤達也
  • 録音スタジオ:トライクルスタジオ、アオイスタジオ
  • 音響制作:テクノサウンド、中島朋子、竹節章史
  • 協力:講談社 週刊少年マガジン編集部
  • 編成:森下正樹、佐藤修弘
  • 宣伝:國方大輔
  • サイト編集:山本真紀
  • 制作:東通、TOTSU CG Production
  • 製作:BeeTV
  • 著作:諫山創・講談社、BeeTV
  • 実写映画

    2015年、前後篇2部作にて公開された。PG12指定。

    8月1日に公開された前篇タイトルは『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』、9月19日に公開される後篇タイトルは『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』(正式タイトルは同年4月17日に公開された)。

    監督は樋口真嗣、脚本は映画評論家の町山智浩と実写映画版『GANTZ』を手がけた渡辺雄介が共同担当した。

    制作略史

    2011年10月13日に、2013年秋の公開を予定した実写映画化が発表された。同年12月8日には、『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』などで知られる中島哲也が監督、川村元気・石田雄治の両プロデューサーが制作、そして東宝が配給を担当することも発表された。この監督就任は中島側からのオファーであり、2010年12月1日から原作者・諫山創などとの話し合いを重ねていたというが、約1年後の2012年12月13日に中島の監督降板が明らかとなり、公開も2014年へ延期された。

    その後、2013年12月4日に現行の制作体制が東宝より発表された。

    2014年1月24日、最初の公式プロモーションとして、日テレ映画放送枠『金曜ロードSHOW!』のCM(スバル・フォレスター)として巨人が登場する映像が初公開された。その後、このCMはスバル特設サイトにてメイキングと共に公開された。

    2014年4月3日に三浦主演とスタッフの発表が行われ、この時点では三浦の役名は発表されていなかった。映画のストーリーは原作の諫山監修により、原作をベースにオリジナルの要素を加えたものとなる。また、キャラクターデザインを貞本義行ほかが担当する。同年7月30日には三浦以外のメインキャスト陣も公開された(この時点でも役名など詳細は未発表。正式な役名は同年11月20日に発表された)。

    撮影は2014年5月より同年8月にかけて長崎県の端島(通称・軍艦島)を始め熊本県・茨城県ほかでロケーションが行われた。

    2015年5月26日、主題歌として「SEKAI NO OWARI」の書き下ろし曲2曲が使われることが明らかになる。

    2015年6月23日、4D版(MX4D、4DX)、D-BOX、IMAXでの公開が発表された。3D映像はないものの、4種類の方式で上映されるのは邦画初のことである。

    2015年8月1日、前編が公開された。それと同時に、端役キャストが判明した。

    キャスト(映画)

    配役は実写映画公式サイトの最新情報と、パンフレットのクレジットを元に記述。★は実写映画のオリジナルキャラクターであることを示す。

    原作では重要人物の1人であるリヴァイは、実写映画版では作中世界が原作と違って日本を下敷きにしていることや、リヴァイの名前にそれとそぐわない「ヴ」の発音がある関係上、登場させることを断念せざるを得なかった。そのリヴァイの代わりとしてシキシマが登場している。また、本作品は後述する2015年8月よりdTVが配信するスピンオフドラマ「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙」との連動性がある。

  • エレン – 三浦春馬(主演)
  • シキシマ – 長谷川博己★
  • ミカサ – 水原希子
  • アルミン – 本郷奏多
  • ジャン – 三浦貴大
  • サシャ – 桜庭ななみ
  • サンナギ – 松尾諭★
  • ハンジ – 石原さとみ
  • ソウダ – ピエール瀧★
  • クバル – 國村隼★
  • KREVA★
  • フクシ – 渡部秀★
  • ヒアナ – 水崎綾女★
  • リル – 武田梨奈★
  • ユノヒラ – 神尾佑★
  • 高橋みなみ(AKB48)
  • 諏訪太朗
  • 橋本じゅん
  • 仁科貴
  • 原知佐子
  • 長島☆自演乙☆雄一郎
  • 村木よし子
  • 巨人 – デモ田中
  • 巨人 – ジャスティス岩倉
  • グリシャ – 草彅剛
  • カルラ – 緒川たまき
  • 猪鼻ちひろ
  • 八木さおり
  • 犬童一心
  • 上野耕路
  • スタッフ(映画)

  • 監督 – 樋口真嗣
  • 脚本 – 渡辺雄介、町山智浩
  • キャラクターデザイン – 貞本義行、竹谷隆之、田島光二
  • 音楽 – 鷺巣詩郎
  • 特撮監督 – 尾上克郎
  • 撮影 – 江原祥二
  • 照明 – 杉本崇
  • 録音 – 中村淳、田中博信
  • 整音 – 中村淳
  • 音響効果 – 柴崎憲治
  • 美術 – 清水剛
  • 編集 – 石田雄介
  • 扮装総括 – 柘植伊佐夫
  • 衣装デザイン – 三田真一
  • 装飾 – 高橋光
  • 特殊造形プロデューサー – 西村喜廣
  • VFXスーパーバイザー – 佐藤敦紀、ツジノミナミ
  • スタント・コーディネーター – 田渕景也
  • 助監督 – 足立公良
  • 編集 – 石田雄介
  • 製作 – 市川南、鈴木伸育
  • 共同製作 – 中村理一郎、原田知明、堀義貴、岩田天植、弓矢政法、髙橋誠、松田陽三、宮田謙一、吉川英作、宮本直人、千代勝美
  • エグゼクティブプロデューサー – 山内章弘
  • プロデューサー – 佐藤善宏
  • ラインプロデューサー – 森賢正
  • テクニカルプロデューサー – 大屋哲男
  • 宣伝プロデューサー – 江上智彦
  • 音楽プロデューサー – 北原京子
  • プロダクション統括 – 佐藤毅、城戸史朗
  • 製作プロダクション – 東宝映画
  • 配給 – 東宝
  • 製作 – 映画「進撃の巨人」製作委員会(東宝、講談社、電通、アミューズ、ホリプロ、博報堂DYメディアパートナーズ、ジェイアール東日本企画、KDDI、読売新聞社、朝日新聞社、日本出版販売、GYAO!、TOKYO FM)
  • 出典:

    評価・反響

    評論家の投票で年間ワースト映画を決定する雑誌『映画秘宝』の『2015年度HIHOはくさい映画アワード』で、共同脚本が同誌の創刊者の町山智浩であるにもかかわらず、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』が1位、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』が4位に選出された。

  • VFX-JAPANアワード 2016(2016年)
  • 劇場公開実写映画部門 優秀賞
  • 興行成績

    日本単独での興行成績は、前編が25,786,343米ドル(2015年8月3日のレート124.03円/米ドルで約31億9828万円)、後編が13,232,553米ドル(2015年11月2日のレート120.75円/米ドルで約15億9783万円)であった(米Box Office Mojo調べ)。これは東宝映画が当初予想していたものを大きく下回る興行成績であった。

    主題歌(映画)

    ドラマ

    進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙』はdTVにて2015年8月15日より配信された実写スピンオフドラマ。映画本編のキャラクターたちに加え、オリジナルキャラクター・イズル(演 – 平岡祐太)を加えた面々が出演する。製作陣は実写映画版と同じく総監督は樋口真嗣である。本ドラマ内では主演は石原さとみであり、ハンジを中心としたドラマ構成となっている。また、実写映画に登場しなかったソニーとビーンによる巨人研究や立体機動装置の研究過程なども描かれている。また、回を進めるごとにサシャの生い立ちやリルとフクシの出会いなども描かれており、実写映画版との連動が図られている。

    主題歌は和楽器バンドの「反撃の刃」。

    演劇

    2017年7月28日より舞台『ライブ・インパクト 進撃の巨人』の公演が予定されていたが、4月10日、アクロバット監督の吉野和剛が演出機器の点検作業中での転落事故が原因で急死した影響により、中止となった。

    プロモーション・トピックス

    ※ 原作に限らずアニメ・グッズなど『進撃の巨人』全般で特筆するべき事柄を記載。リアル脱出ゲームとのコラボは別途に節を設けたので、そちらを参照。

    プロモーション

    2012年12月7日 – テレビアニメ化を記念してキャッチコピーを決定する「進撃の巨人 キャッチコピー総選挙」が、Twitterを使用して行なわれた。

    2013年4月5日 – 5月31日 – テレビアニメ化と原作単行本第10巻の発売を記念して全国書店における店頭装飾の1位を決めるコンテストが開催された。投票はTwitterを使用して行われ、投票者には抽選で原作単行本の永久無料権がプレゼントされる他、1位に選ばれた書店にも諫山によるサイン会に加えてドイツ旅行がプレゼントされた。

    2013年12月 – メディコム・トイからBE@RBRICK 27が発売された。超大型巨人がラインナップされている。

    2014年4月10日 – 12日 – auスマートパスpresents『進撃の巨人』プロジェクションマッピング「ATTACK THE REAL」が神奈川県川崎市のラゾーナ川崎プラザにて披露され、ニコニコ生放送でマッピング生中継されたほか、様々なテレビ番組内で取り上げられた。

    2014年8月 – 西武鉄道とのコラボレーションで「進撃の西武鉄道」としてスマートフォンスタンプラリーを実施。

    2014年11月28日 – 2015年1月25日 – 上野の森美術館にて『進撃の巨人展』と題した展覧イベントを開催。諫山の原画や超大型巨人の立体造形物展示、HMDを装着して立体機動戦闘を360°体感するシアター「哮」(こう)などが楽しめる。今後、2015年8月1日 – 30日に大分県立美術館、2015年9月11日 – 10月18日にグランフロント大阪 ナレッジ・キャピタルでも開催された。

    2015年6月 – 大阪府大阪市浪速区にあるスパワールドにて、実写版とのコラボレーションを実施。篠原信一が超大型巨人に扮している。同年7月18日には、超大型巨人のバルーンも設置された。

    2015年7月14日(日本時間15日) – ハリウッド「エジプシャンシアター」にて、ワールドプレミアを開催。

    2015年9月11日 – 10月18日、大阪市北区にあるグランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル イベントラボにて『進撃の巨人展 WALL OSAKA』を開催。また、このイベントに合わせて、阪神電鉄では『「進撃の巨人展」謎解きラリー』を開催している。

    トピックス

    2013年11月9日 – TBSのクイズ番組『日立 世界・ふしぎ発見!』(第1295回)でネルトリンガー・リースやネルトリンゲンが紹介された(実際はネルトリンゲンはモデルではない)際、本作との類似性にちなんだ演出(挿入テロップのフォントなど)が盛り込まれた。また、ナレーションをハンネス役の藤原啓治が、インタビューの吹き替えをアルミン役の井上麻里奈などが担当したうえ、短いながら本作のタイトルや本編映像も挿入された。

    2013年11月17日 – 日本中央競馬会(JRA)とのコラボレーション企画としてブラウザゲーム「進撃のジャパンカップ」を公開。実況アナウンサーとして小塚歩(ラジオNIKKEI)が参加している。また、「進撃の有馬記念」も公開された。これに連動し、関西テレビの競馬バラエティ番組『うまンchu』では井上麻里奈がナレーションを担当したうえ、その合間にはアルミンからエレンへの小ネタ台詞も挿入された。

    2014年2月15日には、作者の故郷である大分県日田市大山町の「おおやま夢工房」より「進撃の巨人」限定梅酒、梅ジュースが販売されている(作者の実家は梅栽培農家)。梅酒にはエルヴィン、リヴァイ、ハンジが、梅ジュースにはエレン、ミカサ、アルミンがラベルとして使用されている(ひびきの郷店舗限定でリヴァイの梅ジュースも販売されている)。また、原作単行本第15巻発売に合わせ、おおやま夢工房店頭やネットショップ限定でエレンとリヴァイの82円切手10枚セット(ポストカードとファイルが付属)が限定販売されている。

    2015年6月には、東京都とともに危険ドラッグ(脱法ドラッグ)撲滅キャンペーンを実施。

    リアル脱出ゲームとのコラボレーション

    SCRAP主催の体感型謎解きゲームイベントであるリアル脱出ゲームとのコラボレーションで第1弾は2014年5月 – 11月にかけての半年間『リアル脱出ゲーム×進撃の巨人?ある城塞都市からの脱出?』が開催され、横浜スタジアムを皮切りに全国9都市の野外ツアー形式で巡回してきたが2014年12月にはシンガポールで、2015年2月 – 4月にかけての3ヶ月間サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨーク(アメリカ合衆国)で開催した。参加者は城塞都市周辺に現れた巨人に破壊された勧誘式会場に閉じ込められ、様々な謎を解きながら1時間以内に勧誘式会場から内地へ脱出することがクリア条件。第2弾にあたる2015年は学校の夏季休暇期間に『リアル脱出ゲーム×進撃の巨人?巨人に包囲された遊園地からの脱出?』が東京ドームシティアトラクションズとひらかたパークにて同時に開催した。参加者は巨人に遭遇した遊園地に閉じ込められ、様々な謎を解きながら各々のペースで巨人に包囲された遊園地から脱出することがクリア条件。同年秋には『謎箱×進撃の巨人』として「ウォール・シーナを目指せ!!」がSCRAP GOODS SHOPとリアル脱出ゲーム会場で販売された。第3弾にあたる2016年6月から2018年3月にかけて『リアル脱出ゲーム×進撃の巨人?巨人に包囲された古城からの脱出?』が全国8店舗のアジトオブスクラップにて開催され、ファンからのリクエストに応え『リアル脱出ゲーム×進撃の巨人?巨人に包囲された巨城からの脱出・2度目の巨城調査?』としてリピーター向けも開催している。参加者は壁外調査中に生き残った調査兵団となって巨人に包囲された古城に逃げ延びるが、様々な謎を解きながら1時間以内に生き延び(脱出す)ることがクリア条件。第4弾にあたる2017年12月からは『リアル脱出ゲーム×進撃の巨人?巨人潜む巨大樹の森からの脱出?』が全国のZeppを巡回するライブハウスツアー形式で開催されることが決定した。参加者は森林調査中の調査兵団となって、様々な謎を解きながら1時間以内に巨人潜む巨大樹がある森から脱出することがクリア条件。

    公式ファンサイト

    ライフイズテック株式会社と講談社が共同で、進撃の巨人公式ファンサイト『みん撃』を立ち上げた。ライフイズテックでは中高生を中心に「ITでものづくり」をする事の楽しさや可能性を感じる事を目的としたプログラムを運営していて、その体験をより多くの人に伝えるために、中高生から大人まで、知識や年齢に関係なく、「楽しんでつくりながら学ぶ」をコンセプトにMOZERを開発しており、今回は両者のコンセプトが合致した形でのコラボレーションが展開することとなった。今回のコラボレーションは、進撃の巨人のファンを中心とした多くの方に、ITでのものづくりを楽しんでもらうことを目的に、参加者が公式の進撃の巨人を題材にして創作活動が楽しめる様々な機能を順次リリースする。

    キャラクターメイカー(オリジナルアバター)や名刺メーカーなど、みん撃オリジナルのツールや、また、参加者が自分で制作した作品を公開したり、参加者同士が作品を軸に交流したり、共同で作品を作ったりするコミュニティ(SNS)機能を併せ持つ予定である。ユーザーは、「みん撃」で公開された”公式作戦”に自由に参加することができ、作戦に対して投稿されたアイディアの一部は、実際の公式イベント、本物の進撃グッズ、現実の宣伝プランとして、実現・活用されていく全く新しい取り組みの場として提供される。


    ※ 参照元:https://ja.wikipedia.org