ラジオ体操について調べてみた件

ラジオ体操(ラジオたいそう、英: Radio calisthenics)は、国民の体力向上と健康の保持や増進を目的とした一般向けの体操のこと。またはその体操用音楽をピアノ伴奏にのせて指導を行うラジオ番組。なお、日本で単に「ラジオ体操」という場合、後述の「ラジオ体操第1」を指すことがある。

概要

ラジオ体操は、1922年4月にはボストンの放送局WGI(en:WGI (AM))が放送しており、1925年までに世界初の商用ラジオ放送局として知られるピッツバーグのKDKA(en:KDKA (AM))はじめ、ドイツなどでも同様の放送があったという。 日本では、1928年8月1日から1か月間、日曜を除く毎朝6:00から、社団法人日本放送協会大阪中央放送局が放送したのが最初であるが、既にあった徒手体操を指導員の号令のみで行い、伴奏はなかった。

のちにつながる日本のラジオ体操は、アメリカのメトロポリタン生命保険会社により健康増進・衛生思想の啓蒙を図る目的で考案され、1925年3月31日から広告放送として放送されていたラジオ体操番組 “Setting up exercise” が基となっている。

放送開始に先立つ1923年に保険事業に関する調査のため訪米した逓信省の猪熊貞治簡易保険局監督課長がメトロポリタン生命保険会社のラジオ体操の企画を知り、1925年7月に『逓信協会雑誌』で紹介した。猪熊は1927年8月、簡易保険局の会議において昭和天皇即位を祝う事業としてラジオ体操を提案。1928年5月24日に簡易保険局、日本生命保険会社協会、日本放送協会の三者が体操の考案を文部省に委嘱した。文部省では体育課長の北豊吉を委員長とし、体育研究所技師の大谷武一などを委員として検討を重ね、10月29日に「国民保健体操」の名称で発表、同年11月1日7:00に天皇の御大典記念事業の一環として東京中央放送局で放送を開始した。同局で放送を担当したのはラジオ体操のために採用された元軍人(軍楽隊学長)の江木理一アナウンサー。彼は初回からブリーフパンツ1枚でマイク前で体操していたのであるが「照宮成子内親王もラジオ体操に御執心なり」と聞き及ぶや濃燕尾服に蝶ネクタイを締め、正装に身を包んだ上で放送に臨むようになった。実際の振り付けは郵便局員が全国に周知した。

なお、全国放送は翌1929年2月11日から実施されたことになっているが、大阪中央放送局や名古屋中央放送局では同時刻に独自の体操番組を放送していたことがあり、江木の放送が全国放送として定着した時期は1934年以降である。

種類

ラジオ体操第1

1951年制定、同年5月6日放送開始。現在の体操は3代目。

  • 初代:1928年11月1日 – 1946年4月13日
  • 『可愛い歌手』
  • 作曲:福井直秋。
  • 後に武内俊子作詞による「朝風そよそよ ラジオは響く一、二、三」と歌い出す歌詞が付き、「朝日を浴びて」という題名も与えられた
  • 初代第1用の曲としては『可愛い歌手』の他にも「其二」、「其三」、「其四」等の別の曲が作られたが、それらは比較的短期間にて使用終了となった。
  • ただし、1945年8月15 – 22日は放送中止
  • 2代目:1946年4月14日 – 1947年8月31日
  • 作曲:服部正
  • ハ長調
  • 3代目:1951年5月6日 –
  • 作曲:服部正
  • ニ長調
  • 「老若男女を問わず誰でもできることにポイントを置いた体操」である。小学校から工場などの職場まで広く使われており、一般的にはラジオ体操といえば第1のことを指すことが多い。「事務職向けの体操」という情報が出回ったこともあるが、全国ラジオ体操連盟による説明では「子供からお年寄りまで一般の人が行うことを目的とした体操」である。
  • 体操は以下の13科目からなる
  • 深呼吸の運動
  • 腕を振ってあしをまげのばす運動
  • 腕をまわす運動
  • 胸をそらす運動
  • からだを横にまげる運動
  • からだを前後にまげる運動
  • からだをねじる運動
  • 腕を上下にのばす運動(巡回体操・みんなの体操会では掛け声で言う)
  • からだを斜め下にまげ、胸をそらす運動
  • からだをまわす運動
  • 両あしでとぶ運動
  • 腕を振ってあしをまげのばす運動
  • 深呼吸の運動
  • ラジオ体操第2

    1952年制定、同年6月16日放送開始。現在の体操は3代目。

  • 初代:1932年7月21日 – 1946年4月13日
  • 『若鮎』
  • 作曲:堀内敬三
  • 『ホーエンフリートベルク』
  • 作曲者不詳
  • 1945年8月15 – 22日は放送中止
  • 2代目:1946年4月14日 – 1947年8月31日
  • 作曲:深海善次
  • ヘ長調
  • 3代目:1952年6月16日 –
  • 作曲:團伊玖磨
  • イ長調
  • 職場向けとして制定。体をきたえ、筋力を強化することにポイントを置いている。ややテンポの速いメロディで、第1より運動量が多い。主に小学校高学年から高等学校、青壮年の間で使われている。「作業などを行う現業向けの体操」という情報が出回ったこともあるが、全国ラジオ体操連盟による説明では「働き盛りの人が職場で行うことを目的とした体操」である。妊娠中の女性や高齢者、小学校低中学年の児童らにとってはやや運動強度が強く、また職務や行事などのプログラム進行においては取れる時間に制約があることなどから、ラジオ体操第1のみを行うことも多い。
  • 最大の特徴には、ボディビルダーを連想させる独特のポージングが挙げられる。跳躍動作も多く取り入れられており、全体的には第1体操を踏襲しつつもより複雑な動作で構成されている。
  • 体操は以下の13科目からなる
  • 全身をゆする運動
  • 腕とあしをまげのばす運動
  • 腕を前から開き、まわす運動
  • 胸をそらす運動
  • からだを横にまげる運動
  • からだを前後にまげる運動
  • からだをねじる運動
  • 片あしとびとかけ足あしぶみ運動
  • からだをねじりそらせて斜め下にまげる運動
  • からだを倒す運動
  • 両あしでとぶ運動
  • 腕を振ってあしをまげのばす運動
  • 深呼吸の運動
  • ラジオ体操第3

  • 初代:1939年12月1日 – 1946年4月13日
  • 『大日本国民体操』
  • 作曲:橋本國彦
  • 管弦楽曲でゆったりしたテンポが特徴。体操は腕振りやボートこぎなど14種類の動作で構成。
  • 龍谷大学の安西将也・井上辰樹両教授が2015年から2017年にかけてピアノ曲として復刻。
  • 2代目:1946年4月14日 – 1947年8月31日
  • 作曲:橋本國彦
  • ト長調
  • 2代目第3は両腕を大回転して屈伸したり、両脚を開閉してリズム良く跳びはねるなどの複雑で躍動的な動きが特色。放送時は音声でその動きを伝えるのが困難な為、普及せず、短期間で放送が終了した(2代目第1、第2も同様)。
  • 掛け声なしの2代目第3を収録したレコードが陸前高田市立博物館に所蔵されているほか2008年8月3日、逓信総合博物館でも全国で3枚目が発見された。「NHKにもない貴重なものである」と言われていたが実際にはレコードコレクター間では「比較的散見できるレコード」として知られ、マスコミの報道と現実とのギャップが指摘されている。
  • 2013年から東近江市の健康づくり事業のため、龍谷大学の安西将也・井上辰樹両教授が復刻に着手。2015年、龍谷大学の安西将也・井上辰樹両教授の監修により、当時の動作を復刻させたものが「幻のラジオ体操 第3」として、日本コロムビアより発売された。
  • なお、テレビ体操で放送される「みんなの体操」(1999年制定)が初期にラジオ体操第3と呼ばれたことがあった。
  • みんなの体操

    みんなの体操制定に際し、ラジオ体操第1と第2にも「座位」の運動が作られた。テレビでは従前の立位運動と一緒に取り上げられているほか、日によっては指導者が座位運動ならではの注意点も重点的に解説する。

    番組の構成

    ラジオ体操

    現在の放送では、オープニングテーマ、指導者の挨拶、6:30および8:40の放送ではラジオ体操の歌、補助体操、ラジオ体操第1、首の運動および補助体操、ラジオ体操第2、ピアノ伴奏者と指導者の氏名をコールして終了の挨拶、エンディングテーマという構成になっている。夏期巡回ラジオ体操の期間中は、オープニングの挨拶の中で訪問した地域の名所・特産品等の紹介が行われる。首の運動および補助体操の演奏曲は、ほとんどがピアノ伴奏者のオリジナルであるが、首の運動では、季節に合わせた童謡や唱歌を採り入れることがある。大久保三郎作曲・演奏による補助体操曲もCD化されている。

    テレビ体操

  • 10分版のテレビ体操では、テロップによる3秒間のオープニング、指導者の挨拶、1つめの体操、補助体操、2つめの体操、テロップによる3秒間のエンディングという構成になっている。
  • 5分版のテレビ体操では、ピアノ演奏による5秒間のオープニング、指導者・アシスタントの挨拶とピアノ伴奏者の紹介、体操、エンディングという構成になっている。
  • みんなの体操

    指導者・アシスタントが簡単な体操を行っている15秒間のオープニング、指導者の挨拶、みんなの体操、3秒間のエンディングテロップという構成になっている。生演奏によるピアノのみの生演奏ではなく、みんなの体操から録音によるピアノ以外の楽器が使われ、軽快な音楽の軽音楽風の伴奏となった。そのためなじみにくい、覚えにくい、実用的ではない、体操しにくいという指摘もある。

    ラジオ体操会

    学童の夏季休暇中には、全国で早朝に町内会や自治会が主催するラジオ体操の会が催されている。事前にかんぽ生命等がスポンサーとなり学校などを通じて無料配布された出席カードを持参して番組開始前に町内の公園や広場などに集まり、主催側持参のラジカセなどから流れる番組に合わせて体操を行う。終了後には出席のゴム印を当日の日付部分に押す。最終日には会への皆勤賞もしくは参加賞として昔ながらに鉛筆などが出されたり、お菓子や図書カードなどが出される地域も多い。少子化や他のスポーツ活動の早朝練習などの影響から体操会の期間は夏休み全部ではなく平日の2週間ほどに留めたり、実施しない町内も見られるようになった。

    この期間中の早朝の番組は全国各地を指導者が巡回して聴取者と共に体操を行う「夏季巡回ラジオ体操・みんなの体操会」(1953年開始。開始年の初日は7月12日)となり、全国に生中継される。毎日ラジオ・テレビ体操に出演する講師やアシスタント・ピアノ伴奏者が全国各地のNHK公開スタジオや体育館・公民館、スタジアムなどを巡回するもの。この日の中継先ではこの体操会自体が市町村単位のラジオ体操大会として普段は各町会で体操を行う児童や保護者を集めて開催されることが多く、翌年以降もこの日にラジオ体操大会を開催し、当時の放送を録音したものを用いて体操をするところも存在する。日本の夏の風物詩の1つにもなっている。その中でも特に中央行事として、7月下旬から8月中旬のいずれかの日曜日に「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」が行われている。この模様は、総合テレビやNHKワールド・プレミアムでも実況中継される。

    また、夏季休暇中以外でも主として、毎年4月から10月末までの日曜日や祝日で「特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会」(1978年開始)が全国10会場程度で開催されている。なお、「夏季巡回ラジオ体操・みんなの体操会(1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭を含む )、および特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会」ではテーマ音楽と会場の参加者の拍手に続き、指導者が「全国の皆さん、会場の皆さん、そして海外でラジオをお聴きの皆さん、おはようございます」 と挨拶し、そのあとに指導者の手振りの合図で、会場の参加者も「おはようございます」と大声を張り上げて挨拶し、ラジオ体操の歌を合唱するのである。また、体操の準備の際に音楽が少し短縮されているほか、ラジオ体操第1の8科目目である「腕を上下にのばす運動」のところでは会場の参加者の「1、2、3、4、5、6、7、8」と言う声を会場全体に響き渡らせることが通例となっている。生放送終了時もテーマ音楽を流しながら指導者がピアノ伴奏者の紹介とともに締めの挨拶を行って会場の参加者が拍手で締めている。

    ラジオ体操会は、1930年7月21日に神田万世橋署の面高巡査が、子供達が夏休みを楽しく過ごせる様にと千代田区神田佐久間町の佐久間公園で「早起きラジオ体操会」を実施したことが起源と言われ、同公園にはそれに因んだ記念碑が建てられている。同じ頃佐久間公園に程近い神田和泉町の宮川広場で実施された「全国ラジオ体操会」が起源と言う説もあるが、両者ともお互いが発祥の地であることを認め合っている。また文京区の大塚公園が発祥という説もあり、同公園内に発祥の地と記された体操する少年の銅像がある。

    放送時間

    放送としては国内向けAMラジオ2波で合わせて月曜日から土曜日は1日4回、日曜日は1回放送されている他、テレビでも『テレビ体操』(1957年10月7日放送開始)として地上波2波で合わせて1日2回放送されている。この他、テレビでは1999年制定の「みんなの体操」単独の番組が存在する。テレビ・ラジオとも国際放送NHKワールド(以下、「NW」)のNW・プレミアム、NW・ラジオ日本でも放送されている。

    以下は2013年度の番組編成。国会中継・臨時ニュース等で、放送休止・時間変更となる場合がある。

    ラジオ体操の放送時間

  • 月-土曜日
  • 8:40-8:50(ラジオ第1の再放送。ただし、ラジオ第1で「夏季・特別巡回ラジオ体操 みんなの体操会」があった時は再放送せず、初回放送扱いで通常のスタジオ収録のものを放送)
  • 12:00-12:10(午後の体操)
  • 15:00-15:10(12:00-12:10の再放送)
  • テレビ体操・みんなの体操の放送時間

  • Eテレ平日早朝の放送は2009年度(2010年3月28日まで)は6:30-6:40放送であったが、番組編成の見直しに伴い2010年度(同3月29日以後)は5分繰り上げられた。
  • 毎年元日の早朝放送分は『新春テレビ体操』として、全指導者・アシスタント・伴奏者が出演し、特別企画を放送する。以前は三が日通して放送されていた。
  • 毎年8月第1日曜日に行われる『1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭』の当日は、総合テレビ・BS 2(2010年度まで)・NWプレミアムで、6:30-6:45に放送する。
  • 14:55-15:00は『ごごナマ』を中断して放送される。
  • 金曜日は岡本美佳の担当でリズム体操を、月曜日はラジオ体操第1を、水曜日はラジオ体操第2を、木曜日は、オリジナル体操を、火曜日は、みんなの体操を、放送している。
  • 地域情報番組を放送しない地域は、11:30-11:35に裏送り番組として放送されている。また以前は10分番組だったことから、後半にリズム体操を入れることも多かった。なお、2011年3月22日の裏送りは北海道地方(通常はこの時間帯での放送はない)、甲信越地方、北陸地方、近畿地方、松山局を除く四国地方、および静岡・広島・松江・山口各局に向けた放送となった。そのほかの日も定時の地域番組および震災関連番組を放送しないほとんどの地域でも放送された。
  • かつてはBS 2でも2011年3月まで土日の5:55-6:00にみんなの体操(副音声解説付き)が放送されていた。
  • ラジオ第1放送では地震、台風などの大災害が発生した場合は大幅に番組の構成を変更して報道主体の体制になるが、この番組が中止されたり時間を変更されたりすることはほとんどない。1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)のときも、地震報道を行った関西地方を除いて放送されていた。ただ番組の途中で地震情報、気象警報、交通情報(主に高速道路の通行止や鉄道路線の不通区間(特に人身事故・電化区間における架線及びケーブル切断事故(雪の重みによる倒木・倒竹も含む)並びに変電所トラブル・沿線住宅火災))が放送されることはある。NHKワールド・ラジオ日本では全国一斉に放送される臨時ニュースがある場合を除いて中断することはない。また、オリンピック中継の最中であっても休止することなく予定通りの時刻で放送される。ただし、以下の例外もある。

  • 1989年1月7日、昭和天皇危篤の臨時ニュースを放送したため6:30からのラジオ体操の放送が中止された。そのまま崩御関連の報道特別番組になったため、ラジオ第1では放送されなかった。
  • 1989年1月8日、前日の昭和天皇崩御に関連した特別番組を放送する関係上、ラジオ体操の放送は行われなかった。テレビ体操は通常編成に戻された教育テレビで行われた。
  • 2006年7月5日、北朝鮮のミサイル発射ニュース放送に伴い2006 FIFAワールドカップ準決勝「ドイツ×イタリア」が総合テレビから教育テレビに差し替えた上、さらに延長戦に入ったためテレビ体操も5分遅れで放送した。
  • 2010年2月27日、5:31頃に発生した沖縄本島近海地震により、沖縄本島に津波警報と大東島及び宮古島及び八重山諸島及び奄美地方に津波注意報発生に伴いラジオ第1における放送は全国的に休止となった。
  • 2010年7月12日、2010 FIFAワールドカップ決勝「スペイン×オランダ」が延長戦に入ったためテレビ体操が休止となった。
  • 2011年3月12日 教育テレビのテレビ体操、ラジオ第1・第2のラジオ体操がすべて休止(東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による津波警報と安否情報を放送したため)。全国的にラジオ体操が放送されなかったケースは、昭和天皇崩御以来22年ぶりだった。
  • 2012年8月30日、ロンドンパラリンピック開会式の生中継(4:30-8:09)を行ったためEテレのテレビ体操が休止となった。また、同年9月10日もロンドンパラリンピックの閉会式の生中継(4:30-6:55)を行ったためEテレのテレビ体操が休止となっている。
  • 2015年9月12日、5:49頃に発生した東京湾を震源とする地震により、ラジオ第1における放送は全国的に休止となった。
  • 2015年11月14日、5:51頃に発生した薩摩半島西方沖を震源とする地震により、鹿児島県錦江湾及び奄美地方に津波注意報発生に伴いラジオ第1における放送は全国的に休止となった。
  • 2016年4月16日、平成28年熊本地震に伴う報道体制のため、ラジオ第1における放送は全国的に休止となった。
  • 2016年11月22日、5:59頃に発生した福島県沖を震源とする地震(東日本大震災の余震)により、福島県に津波警報と千葉・茨城・宮城・岩手県に津波注意報発生に伴いEテレのテレビ体操、ラジオ第1・第2のラジオ体操の放送は全国的に休止となった。
  • 2017年8月29日、北朝鮮のミサイル発射ニュースに伴いラジオ第1のラジオ体操の放送は全国的に休止となった。2017年度夏季巡回ラジオ体操における当初の予定では神奈川県茅ヶ崎市での生放送を予定していたが中止し、イベント自体は実施した。
  • 指導

    ラジオ体操制定に携わった日本體育會體操学校の流れをくむ、日本体育大学出身者が指導を務めている。

    (2017年4月現在)

  • 多胡肇 (たご はじめ)…1998年4月 –
  • 岡本美佳(おかもと みか)…2003年6月 –
  • 鈴木大輔(すずき だいすけ)…2016年4月-
  • 過去の担当

  • 江木理一(えぎ りいち)…1928年11月 – 1939年5月
  • 佐々野利彦(ささの としひこ)…1939年5月 – 1946年4月
  • 金井忠男(かない ただお)…1941年11月 – 1946年4月
  • 上貞良江(かみさだ よしえ)…1946年4月 – 1947年8月
  • 牧寿江(まき としえ)…1946年4月 – 1947年8月
  • 紅林武男(くればやし たけお)…1951年5月 – 1971年3月
  • 谷口均(たにぐち ひとし)…1951年5月 – 1958年5月
  • 柳川英麿(やながわ ひでまろ)…1954年5月 – 1985年3月
  • 葉狩哲朗(はがり てつろう)…1960年7月 – 1963年3月
  • 馬場保(ばば たもつ)…1960年7月 – 1963年3月
  • 青山敏彦(あおやま としひこ)…1971年6月 – 1999年3月
  • 長野信一(ながの しんいち)…1981年4月 – 2010年3月
  • 上田容子(うえだ ようこ。旧姓:森野)…1983年4月 – 2003年5月
  • 輪島直幸(わじま なおゆき)…1985年4月 – 2003年11月
  • 内田容子(うちだ ようこ。旧姓:佐藤)…1991年10月 – 1993年3月
  • 西川佳克(にしかわ よしかつ)…2001年4月 – 2016年3月

    アシスタント

    テレビ体操において欠かすことができないものが、実技披露を行う女性アシスタントの存在である。基本的には大学の体育学部の女子学生の中から選ばれる。任期はまちまちであるが、指導者よりは短い。退任後もラジオ体操の普及指導にかかわったり、母校や地域での体育指導などに携わる人が多い。上田容子と岡本美佳はアシスタントから指導者に起用され、女性のための「リズム体操」の指導にあたっている。

    通常、テレビで手本となる実技を行うが学校の夏休み期間などに行われる「巡回ラジオ体操」ではそれぞれ各地に赴き現場での実技披露を行う。「1000万人ラジオ体操みんなの体操祭」 では全員が出演する。

    2017年度の担当は以下の通り。

  • 五日市祐子(いつかいち・ゆうこ)…2011年4月 –
  • 清水沙希(しみず・さき)…2013年4月 –
  • 原川愛(はらかわ・あい)…2014年3月31日-
  • 舘野怜奈(たての・れな)…2016年4月4日 –
  • 吉江晴菜(よしえ・はるな)…2016年4月4日 –
  • 今井菜津美(いまい・なつみ)…2017年4月1日-
  • 過去

  • 上田容子(うえだ・ようこ)…1976-1983/3 以後指導者へ
  • 村上優子(むらかみ・ゆうこ)…1977
  • 富樫寿子(とがし・ひさこ)…1978-1979
  • 山下敬偉子(やました・けいこ)…1977-1980
  • 栗山靖子(くりやま・やすこ)…1977-1980
  • 前田明美(まえだ・あけみ)…1981-1989
  • 奥仲真寿美(おくなか・ますみ)…1981-1985
  • 佐藤容子(さとう・ようこ)…1981-1985/3
  • 鈴木久美子(すずき・くみこ)…1982-1990
  • 和田敬子(わだ・けいこ)…1982-1989
  • 新妻弓子(にいづま・ゆみこ)…1985-1990
  • 肝付智美(きもつき・ともみ)1986-1993
  • 高橋美雪(たかはし・みゆき)…1987-1993
  • 段野江梨香(だんの・えりか)…1989-1994
  • 凌佳子(みなと・けいこ)…1989-1993
  • 海老沢孝子(えびざわ・たかこ)…1990-1995
  • 望月のり子(もちづき・のりこ)…1990-1994
  • 佐藤久美子(さとう・くみこ)…1991-1996/6
  • 桐山ひとみ(きりやま・ひとみ)…1993-1998/11
  • 小島美佳(こじま・みか)…1994-2000/5
  • 本城早苗(ほんじょう・さなえ)…1994-2000/5
  • 本城敦子(ほんじょう・あつこ)…1994-1996
  • 神田育子(かんだ・いくこ)…1995-2000/3
  • 岡本美佳(おかもと・みか)…1996-2003/3 その後指導者へ
  • 遠藤愛(えんどう・あい)…1996-2004/3
  • 田村恵美(たむら・えみ)…1997/6-2007/3
  • 三森早苗(みもり・さなえ)…1999-2002/3
  • 小森由紀子(こもり・ゆきこ)…1999/5-2007/3
  • 浅岡直美(あさおか・なおみ)…1999/12-2003/7
  • 大江紗由(おおえ・さゆ)…2002/4 – 2011/3
  • 大橋美加(おおはし・みか)…2002/4 – 2012/3
  • 家根本織永(やねもと・おりえ)…2005/4 – 2010/1
  • 横川道乃(よこかわ・みちの)…2005/4 – 2012/3
  • 金子梨沙(かねこ・りさ/現姓:小野 おの)…2003/6 – 2013/3
  • 有賀暁子(あるが・あきこ) …2003/6 – 2014/3
  • 稲垣早織(いながき・さおり)…2012/4 – 2015/3 
  • 天井澤愛里沙(あまいざわ・ありさ) …2010/4 – 2017/3 結婚して押味に改姓したが、のちに離婚し、現姓に戻る。
  • 松下亜実(まつした・あみ)…2011/4 – 2017/3
  • ピアノ伴奏

    (2017年4月現在)

  • 幅しげみ(はば しげみ)…1981年4月 –
  • 名川太郎(ながわ たろう)…1991年4月 –
  • 加藤由美子(かとう ゆみこ)…1998年4月 –
  • 過去

  • 丹生健夫(にゅう たけお)…1928年5月 – 1965年3月
  • 秋山雄三(あきやま ゆうぞう)…1933年4月 – 1947年8月
  • 山崎鏡子(やまざき きょうこ)…1951年12月 – 1992年3月
  • 大久保三郎(おおくぼ さぶろう)…1957年10月 – 1998年9月
  • レコード・カセットテープ・CD用音源も担当。
  • 田中裕美子(たなか ゆみこ)…1982年4月 – 1984年3月
  • ※ピアノ伴奏の紹介の際、ラジオ体操では敬称略で紹介するが、テレビ体操では「~さん」付けで紹介している。

    レコード

  • 東芝レコード
  • 『体操レコード「ラジオ体操?第一」』(作曲:服部正、指導:紅林武男、ピアノ:丹生健夫)TS-1005(TS1-9)
  • 『体操レコード「ラジオ体操?第二」』(作曲:團伊玖磨、指導:紅林武男、ピアノ:丹生健夫) TS-1005(TS1-10)
  • コロムビアレコード – 1972年10月制作
  • 『ラジオ体操第1(指導入り)』(作曲:服部正、指導:柳川英麿、ピアノ:大久保三郎) BK-37(GH-841)
  • 『ラジオ体操第2(指導入り)』(作曲:團伊玖磨、指導:柳川英麿、ピアノ:大久保三郎) BK-37(GH-842)
  • 『ディスコ体操 ナンバー・ワン』(演奏:アスレチック・ピープル、ナレーション:ミスター・ケニー)キングレコード GK-283
  • 1979年発売。ラジオ体操第一をディスコアレンジしたレコード。
  • CD

  • 英語盤ラジオ体操~Radio Taiso~Radio Exercises~ – 英語版。CDの流通ルートでは扱っておらず、現在はNHKサービスセンターのみで発売。2008年発売。日本放送出版協会発行。
  • ドラえもんとラジオ体操!?ラジオ体操 第1・第2?(日本コロムビア、COCX-39139。2015年8月5日発売)

    ほか、カセットテープやCDは数多く発売されている。

    DVD

  • 英語盤ラジオ体操~Radio Taiso~Radio Exercises~ – 英語版。DVDの流通ルートでは扱っておらず、現在はNHKサービスセンターと一部の通信販売のみで発売。2008年発売。NHK情報ネットワーク発行。
  • 各地の方言や言語によるラジオ体操

    2010年前後から、各地の日本語の方言や言語による掛け声や、和楽器・琉球楽器を用いたローカル版が盛んに制作されるようになった。これらは掛け声や伴奏が異なるだけで、曲や体操はNHKが放送しているラジオ体操と同じである。CD制作又は商業配信されているものを以下に挙げる。

    NHK以外による放送

    また、この他にも防災行政無線ラジオ体操を流している自治体もある。

    その他

  • 佃公彦作の「ラジオ体操坊や (ラタ坊)」というキャラクターが存在する。小中学生向けに配られる、夏季休暇中に地域単位で行われるラジオ体操会の出欠カードの背景にも描かれている。また1978年発行のラジオ体操50年記念切手、2008年発行の夏のおたより郵便葉書“かもめ~る”「ラジオ体操」にも描かれている。。
  • 郵便体操はラジオ体操第1・第2を参考にして組み合わせアレンジした内容になっている。このほか、各種スポーツクラブ・教育機関・企業・企画等で派生もしくは創作の体操(およびストレッチ体操)が生み出されている。
  • 同じNHKの「ふるさと愉快亭 小朝が参りました」で使われた「百歳体操」では、ロック調の部分から体操の部分へ移る際、本体操第1の冒頭メロディが使われている。
  • 総合テレビのバラエティー『サラリーマンNEO』で、「テレビ体操」のパロディーコーナー「テレビサラリーマン体操」が放送されている(出演・コンドルズ)。2011年5月17日放送の回では両者のコラボレーションが実現した。
  • ゆずのコンサート開演前にはメンバー・スタッフ・観客全員でラジオ体操第1を行うことが恒例となっている。
  • 東京ディズニーシーで開催されているステージショー「オーバー・ザ・ウェイブ」で、ドナルドダックが船上イベントの一環としてラジオ体操第1のメロディーに合わせて体操するシーンがある。
  • レコード・カセットテープ・CD化されているラジオ体操は、NHKが所有する音源を使用する場合が多い。この音源は古い音源(「ラジオ体操、よーい」の号令で始まるもの)は演奏が丹生健夫、指導・号令が紅林武男、1990年代以降の音源は演奏が大久保三郎、指導・号令はやや古いもの(イントロ前の号令がないもの)は柳川英麿、新しいもの(「ラジオ体操 第○」の号令で始まるもの)は青山敏彦が担当している。なお同じ演奏者・指導者でも録音年が異なる音源が複数存在している。
  • 2008年8月、日本テレビの『おもいッきりイイ!!テレビ』にて正しいラジオ体操健康法が青山の指導、元アシスタントの小森由紀子の実演で紹介された。
  • ラジオ体操の歌も現在の歌は3代目で初代は1931年7月21日から、2代目は1951年9月から放送され現在の3代目は1956年3月から放送されている。
  • ラジオ体操は太平洋戦争中、香港など日本の占領下にあった地域においても行われた。
  • 稀にではあるが、テレビ体操で通常の体操の音楽とは違った曲に振り付けをした「リズム体操」が放送されることがある。過去には、『となりのトトロ』の曲に振りをつけたリズム体操もあった。
  • 伴奏譜(楽譜)・体操図解(体操の解説)は、NHK事業局が無償配布(送料別)している。
  • 『ピタゴラスイッチ』の『アルゴリズムたいそう』で、過去に行った「○○のみなさんといっしょ」の中で、いつもここからがNHKとしては本家にあたる『テレビ体操』出演者と競演したことがある。
  • 1979年、アスレチック・ピープルの演奏、ミスター・ケニーの号令によるディスコ調のラジオ体操第1『ディスコ体操 ナンバー・ワン』がキングレコードから発売された。
  • 2009年3月17日日本標準時22:43(米国中部夏時間同日8:43)頃には、スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した若田光一宇宙飛行士のウェイクアップコールとして『ラジオ体操の歌』が流された。また4月27日には「おもしろ宇宙実験」の一つとしてラジオ体操が行われた。
  • 2010年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火による交通麻痺で、パリのパリ=シャルル・ド・ゴール空港で足止めされた日本人が、一斉にラジオ体操を行い、その様子が英国放送協会のビデオカメラによって収められ、世界に報道された。
  • 2010年、スポーツ用品メーカーのリーボックジャパンが、自社商品「TAIKAN」の宣伝のためにラジオ体操のパロディである「ラヂオ体操第4」の動画を配信した(参照)。映像制作の責任者である、リーボックジャパンのナルバック氏によれば、日本人とスポーツを結びつける物としてラジオ体操が選出されたという。NHKには許可を得ないで作成したとのことだが、のちに「あさイチ」で取り上げられ、本家のお墨付きを得た。
  • 2013年1月20日付のオリコン・デイリーアルバムチャートでラジオ体操のCD(2012年7月11日発売のキングレコード版)が7位に入った。ネット上では前年から続いているラジオ体操によるダイエットブームと音楽業界のCD売上低迷が重なった結果急浮上したのではないかという意見が出ている。
  • 2013年4月から放映されている「カゴメ・野菜生活100」のCMに、「ラジオ体操の歌」が使用されている。
  • 2014年11月1日、Google日本のGoogle検索トップページロゴが、ラジオ体操開始86周年を記念したロゴになった。画像をクリックすると、Googleの各アルファベットの着ぐるみを着た人物とアシスタントが、ラジオ体操を一部行う動画が流れる。
  • ※ 参照元:https://ja.wikipedia.org