メルカリについて調べてみた件

株式会社メルカリ(Mercari, Inc.)は、東京都港区に本社を置く日本の企業。 フリマアプリ「メルカリ」のサービスを運営している。2013年に山田進太郎が株式会社コウゾウ(現・株式会社メルカリ)を設立、2016年に初めて黒字化した。

他に、地域コミュニティアプリ「アッテ」、本・CD・DVD専用のフリマアプリ「カウル」、ブランド品専門の「メルカリ メゾンズ」などのサービスを運営している。

沿革

  • 2013年
  • 2月 – 株式会社コウゾウ設立。
  • 6月 – オフィス移転。
  • 7月 – フリマアプリ「メルカリ」、配信・サービス開始。第三者割当増資の実施により5000万円を調達。
  • 8月 – ユナイテッドと資本業務提携。3億円を調達。同社取締役の手嶋浩己が、当社取締役に就任。
  • 11月 – 株式会社メルカリに商号変更。
  • 2014年
  • 3月 – オフィス移転。
  • 第三者割当増資の実施により14億5000万円を調達。米国子会社を設立。
  • 4月 – 宮城県仙台市にサポートセンターを開設。
  • 10月 – 第三者割当増資の実施により23億6000万円を調達。
  • 2015年
  • 3月 – 現オフィスに移転。
  • 9月 – 100%子会社、株式会社ソウゾウを設立。
  • 2016年
  • 1月 – BASE株式会社に出資。
  • 3月 – 第三者割当増資の実施により84億円を調達。子会社のソウゾウから新アプリ「メルカリ アッテ」提供開始。
  • 6月 – 2016年6月期(2015年7月?2016年6月)の売上高は122億5600万円(前期比189%増)、営業利益は32億8600万円(前期は11億400万円の赤字)で、初めて黒字化。
  • 2017年
  • 8月 – ヤフーと共同で、安全なEC(電子商取引)環境整備を目的にした「EC事業者協議会」を発足。
  • フリマアプリ「メルカリ」

    メルカリ(mercari)とは、日本およびアメリカにてサービスを提供しているフリマアプリである。2013年7月2日にAndroid版が、同年7月23日にiPhone版が配信開始となった。1日の出品数は2013年に1万点以上、2015年に10万点以上。「メルカリ」の名称は、ラテン語で「商いする」との意味の「mercari」に由来しており、「マーケット」の語もこの語が起源である。

    ニールセンの調査によると、2014年6月現在、スマートフォンからのサービス利用者数について、ネットオークションとフリーマーケットサービスを合わせたサービスの中で、ヤフオク!、楽天オークション、モバオクに次ぐ4位であり、フリマアプリサービスの中では首位である。インターネットを介する個人間売買の国内最大規模「ヤフオク!」を脅かすサービスに成長している。

    Google Play の「ベストアプリ2013」の「ベストショッピングアプリ」、モバイルプロジェクト・アワード2014モバイルコンテンツ部門優秀賞を受賞した。

    もともと20 – 30代の女性に人気だったが、2017年時点で40 – 50代の男性の出品も増加してきている。また、アメリカ、イギリスなどでもサービスを拡大している。

    ブロガーの堀 E.正岳は、メルカリは、従来のECサイトがカバーしきれないミクロな需要をカバーしており、また出品し気軽なチャットで取引を決めていく過程にはスマートフォンを通したユーザーの自己実現という側面があり、人気の一因になっていると述べている。

    メルカリは出品者の登録時に身分証明書が必要ないので、偽名でも出品可能である。「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」というサービスを使えば、互いに住所がわからない状態で発送できる。悪徳業者や問題出品者が利用しやすく、トラブルの多さやマナーの悪さを指摘する声もある。マネーロンダリングなどに使われることが社会問題化している。未成年は保護者の同意を得た上で利用するよう明記されているが、それ以外に年齢に関する制限はなく、事実上年齢制限はないため、未成年者の利用も多い。若者の小遣い稼ぎの場になっており、ブルセラ目的での売買など未成年者による不適切な出品や、盗品の売買などのトラブルもあった。

    運営は2017年4月から問題になった商品の出品を禁止し、パトロールを強化しているが、いたちごっこの状況である。2017年10月に、違法・規約違反行為への抑止力強化の一環として、初回出品時の住所・氏名・生年月日の登録を2017年内に導入予定と発表した。

    歴史

  • 2013年
  • 7月 – Androidおよび、iPhoneにて配信・サービス開始。
  • 12月 – 100万ダウンロード到達。
  • 2014年
  • 5月 – 200万ダウンロード到達。初のテレビCMを放映。
  • 5月 – 300万ダウンロード到達。
  • 7月 – 400万ダウンロード到達。デザインリニューアル。
  • 9月 – 500万ダウンロード到達。アメリカでのサービス開始。
  • 10月 – 販売手数料の有料化を実施。
  • 11月 – 600万ダウンロード到達。東京都江東区のダイバーシティ前にてリアルフリーマーケット開催。
  • 12月 – 700万ダウンロード到達。
  • 2015年
  • 1月 – 900万ダウンロード到達。
  • 2月 – 1000万ダウンロード到達。
  • 4月 – ヤマト運輸と提携し、全国一律の料金による配送サービス(らくらくメルカリ便)を開始。
  • 5月 – 1500万ダウンロード到達。東京都港区の六本木ヒルズアリーナと、東京都中野区の中野セントラルパーク パークアベニューにてリアルフリーマーケット開催。
  • 10月 – 2000万ダウンロード到達。
  • 2016年
  • 1月 – 仙台サンモール一番町商店街にてリアルフリーマーケット開催。
  • 3月 – ウェブサイト(PC、スマートフォン)から商品の購入が可能に。
  • 6月 – Niantic, Inc.と提携し、位置情報ゲーム『Ingress』の二次創作物の公式な流通を開始。
  • 6月 – 日本版3000万ダウンロード、アメリカ版1000万ダウンロード到達。
  • 7月 – ウェブサイト(PC、スマートフォン)から商品の出品が可能に。ゲームアカウントの売買を解禁。
  • 9月 – 日本版3500万ダウンロード、アメリカ版2000万ダウンロード到達。
  • 12月 – 日本版4000万ダウンロード、一日の出品数100万品到達。
  • 2017年
  • 6月 – 日本郵便と提携し、全国一律の料金による配送サービス(ゆうゆうメルカリ便)を開始。
  • 主なルール

  • メルカリは、要らなくなったものを、安価で販売するフリマであるため、定価以上の価格で販売することを禁止している。
  • 中古の商品を新品の定価以上で販売するのは取引法違反になるため、禁止されている。
  • チケット(チケットを含む商品)は上記のルールに関係なく、定価以上での売買は認められていない。
  • 違法なもの、主に録画済みのブルーレイ、DVD、ビデオテープなどの販売やオマケとしての配布、ライブ会場での盗撮写真・録音した音源、非公式商品のオマケとしての配布や販売も禁止されている。
  • アーティストロゴ、ディズニーや妖怪ウォッチなどのキャラクター系のハンドメイド商品の配布や販売も禁止である。
  • 郵便局留め、宅配便営業所止め、郵便私書箱受け取り、私設私書箱受け取り、コンビニ受け取り、宅配ロッカー受け取りは禁止されている(ただし、「ゆうゆうメルカリ便」に限り、郵便局留め、コンビニ(ローソン、ミニストップ)受け取り、宅配ロッカー「はこぽす」受け取りが可能)。
  • トラブル

    権利トラブル

    メルカリの市場では商標権侵害や著作権侵害の商品が出品されていることがある。2015年5月にメルカリを使ってブランド品の偽物を販売した人が逮捕された。2015年5月にイラストやキャラクターを無断使用して製作したアクセサリー(「非公式グッズ」)が販売されていたことが注目を集めた。ハンドメイドグッズや人気アーティストのハンドメイドグッズなどは全て違反商品であり、通報対象である。ただし、版権を持つ者とハンドメイドグッズを作成した者が同一人物である場合を除く。

    金銭・マネーロンダリング関連

    下記の他にパチンコの特殊景品なども出品されている。

    二千円札や製造過程で誤りのある貨幣など、紙幣・貨幣であっても希少価値があるものを出品したいという要望があったため、2017年2月14日に規約を変更し、紙幣・貨幣の出品を認めたが、希少価値がある紙幣・貨幣でもないにもかかわらず、「現金2万円が2万7000円(送料込み)」「現金1万円が1万3500円(着払い)」など、現金を額面以上の金額で出品して落札される事例が相次いだ。クレジットカード現金化の手段として用いられている可能性が指摘され、規約で禁止しているマネーロンダリングにつながるとして、2017年4月22日より現金の出品が禁止された。2017年11月16日、千葉県警と秋田県警は、メルカリで現金を額面以上の金額で売買した男女を、「法定利率の上限を超える利息を受け取った」として出資法違反の疑いで逮捕した。

    現金の出品が禁止されると、今度は限度額いっぱいに金額をチャージしたSuicaやICOCAなどのIC乗車券(電子マネー)の出品が行われるようになった。こちらも容易に現金の払い戻しが可能である。メルカリ社は取材に対し「チャージ済みSuicaやパチンコの景品など、マネーロンダリングにつながる恐れのあるものは現行の貨幣と同様出品を禁止している」と答えた。東日本旅客鉄道は「Suicaは利用者に貸与しているもので、不要の場合は返却してほしい」とコメントしている。

    脱税などに利用される恐れのある領収書の出品が相次いでいた。運営は「マネーロンダリング(資金洗浄)につながる恐れがあり、利用規約にも反する」として、2017年5月に出品を削除した。

    「妊娠菌」付着の商品

    不妊に悩む女性をターゲットに、2014年ごろから妊娠しやすくなるとする「妊娠菌付き」の商品・食品や「妊婦が使っていた」物など、感染呪術的な商品が出品されていた。「妊娠菌」に医学的根拠は存在しない。メルカリは2017年に「妊娠菌」の商品は「効能をうたう出品で医薬品医療機器法(旧薬事法)に抵触する恐れがある」として、出品の削除を始め、悪質な出品者の削除を検討している。毎日新聞の取材で、このような商品の出品者に実際は妊娠経験がなかったり、購入者にサプリメントのカタログが送られていたことがわかっている。

    ゲームアカウントの出品

    メルカリは元々ゲームデータの出品を禁止していたが、2016年7月に、利用規約の一部であるガイド内での「・実体のない商品(サービスや無形商品、ゲームのアイテム・アカウントなど)」から「・物品ではないもの(情報、サービスの提供等)」に変更し、ゲームアカウントの売買を解禁した。多くのゲームは、ゲームバランスの維持、ユーザー間のトラブル防止などのために、ゲームデータの売買を利用規約で禁止している。そのため、メルカリがゲームアカウントの出品を解禁したことには批判が多かった。

    メルカリのアカウントの転売

    メルカリではユーザーが複数のアカウントを作成したり、それを売買するケースがある。問題を起こしてアカウントを停止されたユーザーが、売り出されたアカウントを購入して使用したり、自己取引などに悪用されている。山口県警のサイバーパトロールが、オークションサイトでメルカリのアカウントが多数販売されているのを発見、メルカリは山口県警などに情報提供し、山口・鹿児島・島根の県警が共同で捜査、2017年6月までにユーザー4名が私電磁的記録不正作出・共用罪の疑いで逮捕された。アカウントの不正作成・販売による逮捕者は全国で初めてである。メルカリは、複数のアカウントを作成・売買するなどの規約違反行為への取り締まりを強化すると発表した。

    コンピューターウイルス入手法の出品

    2017年3月12日から13日、大阪府の男子中学生が、メルカリに「コンピューターウイルスの入手法」を出品し、ウイルスをダウンロードできるサイトのURLを教えた代価としてポイントを受け取っていた。奈良県警察本部が同年9月4日に、男子中学生を児童相談所に通告(犯罪を問える年齢ではなかったために刑事事件としては立件されなかった)、この中学生から情報を得た少年4人を書類送検とした。

    その他

    「使用済みのストッキング・下着」「女子中学生や女子高生のセーラー服・体操着」などのブルセラ的なもの、個人情報の載った卒業アルバム、離婚届、大学の出席カード、大学などが学位を取得したことを証明するために交付する学位記なども出品されている。

    不祥事

    顧客情報の流出

    2017年6月22日、ウェブ版でサーバーの切り替えをした際に、メルカリを利用している顧客54,180名の個人情報が外部からみられる状態となっていた。問題が起こったのは9時41分、14時41分にユーザーからの問い合わせで事態が発覚し、15時16分にサービスをメンテナンスモードに切り替え、38分にキャッシュサーバーへのアクセスを遮断、問題は解消した。閲覧された可能性があるのは、氏名、銀行口座、クレジットカードの下4桁や有効期限、電話番号など。直接的に個人を特定できる情報(住所・氏名・メールアドレス)が公開されていたのは、うち29,396名。



    ※ 参照元:https://ja.wikipedia.org