ホテルについて調べてみた件

ホテル(仏: hotel)とは、主にビジネス目的の出張者や観光目的の旅行者のための宿泊施設。語源はラテン語の「ホスピタリア」であり、無償の接待部屋という意味。大型のホテルでは、結婚式場やプールなどの設備を備える。

なお、ホテルと類似した施設として、ユースホステル、ペンション、コテージ、短期賃貸マンション(いわゆるウィークリーマンション・マンスリーマンション)などがある。

ホテルの形態

ホテルの分類に関して明確な区分があるわけではなく、各国によって異なるなど、それぞれの概念はあいまいなものとなっている。

  • シティホテル
  • ビジネスホテル
  • 観光ホテル・リゾートホテル
  • カプセルホテル
  • モーテル
  • ラブホテル
  • デザイナーズホテル
  • シャトー・ホテル / マナーハウス
  • アイスホテル
  • 洞窟ホテル
  • ホテルシップ
  • コンドミニアム / レジデンシャルルーム

    ホテルの評価

    ホテルの機能や価格帯によって、5段階や6段階に星数などで分類することも一般的であり、アメリカ自動車協会による評価や、フランスのギド・ミシュランなどが知られている。

    ホテルの客室

    客室の形態

  • シングル(シングルルーム) / デラックス・シングル(セミダブルルーム)
  • ダブル(ダブルルーム)
  • ツイン(ツインルーム)
  • トリプル(ツイン・ダブル)
  • トリプルルーム
  • フォース・ファミリールーム
  • エグゼクティブ / デラックス / コンフォート / スーペリア ルーム
  • SOHOタイプ / ビジネスルーム
  • スイート
  • コネクティングルーム
  • アジョイニングルーム
  • コテージ(ヴィラ)

    客室と眺望

    客室からの景色も付加価値となり、海に面している部屋はオーシャンビュー、山に面している部屋はマウンテンビュー、庭に面している部屋はガーデンビュー、市街地(夜景など)を一望できる部屋はシティビューという。

    客室の設備

  • オートロック
  • カードキー
  • ドアサイン
  • キチネット
  • ライティング・デスク
  • テレビ
  • テレビパソコン
  • VOD
  • 電話
  • インターネット回線
  • 冷蔵庫
  • レンタルパソコン
  • ファクシミリ
  • ドライヤー
  • ズボンプレッサー
  • 電気スタンド
  • 電気ポット
  • 枕(複数の枕を選べるホテルもある)
  • 加湿器
  • 宗教書
  • 聖書(日本国際ギデオン協会の協力による、聖書普及を目的とした無料配布)
  • 仏典(仏教伝道協会が配布する『仏教聖典』。上記聖書とセットで置かれている事が多い)
  • アメニティグッズ

    トイレ・浴室

    ホテルの多くの客室には、トイレ・浴室が備え付けで設置されている。温泉場のリゾートホテルでは、大浴場がメインの浴室となっていることが多い。 浴室は洋式トイレと浴室が一体になった形式(日本ではTOTOやINAXが開発したユニットバス)が多い。シャワーブースが別にしつらえていたり、ビデが用意されている場合もある。 最近では、高級ホテルのみならず、ビジネスホテルにおいても温水洗浄便座が導入されているところが多い。

    客室とサービス

  • ルームチャージ
  • ポイントサービス
  • 会員組織
  • デイユース・デイタイムスティ
  • ルームサービス
  • マッサージ
  • ケータリング(デリバリーピザなど)
  • ルームクリーニング・R / C(アールシー)
  • 衣服のクリーニング

    ホテルの設備

  • ロビー
  • ビジネスコート
  • 空調
  • 大浴場
  • 駐車場
  • 自動販売機
  • ビジネスセンター
  • クラブフロア・専用ラウンジ
  • エグゼクティブラウンジ
  • プール・フィットネスクラブ・スポーツジム
  • コンビニエンスストア・売店
  • 病院(または診療所)

    宿泊方法

    予約

    当日満室で宿泊できない事態を回避するため、宿泊予定が決まっていれば、事前に予約するのが望ましく、また一般的である。特に都市部で国際会議や学会、見本市等が開催されている期間中は、近隣のホテルのみならず、その都市内のほぼ全ての宿泊施設が、軒並み満室となっていることも多く、宿泊できない可能性もある。

    また、客室準備の都合や、業界内の慣例として、一流・高級ホテルだけでなく、ビジネスホテルでも予約なしでホテルに赴く、いわゆる「飛び込み客」は歓迎されない傾向があるため、事前予約はホテルに対するエチケットでもある。自身が当日に宿泊を希望するホテルがすぐ目前にあっても、極端な話フロントにある公衆電話を利用してでも、事前予約をしてから赴くのが望ましく、またスムーズなチェックインが可能となる(ただし、廉価なビジネスホテル等では「当日空室宿泊プラン」等と称して、飛び込み客を積極的に受け入れる施設もある)。

    なおホテルの客室を、予約前に実際に確認したい場合には、フロントにて「ルームチェック」を申し出れば、ホテルの客室が確認でき、1泊当たりの値段が提示される。ルームチェックは、無料で出来る。

    以前は、ホテルの予約係へ直接電話したり、旅行会社の窓口やJRのみどりの窓口で予約し宿泊クーポン券を購入する方法が殆どであったが、近年はインターネットでの予約も一般化しており、ホテルの公式ウェブサイトの他、「じゃらんnet」「楽天トラベル」「エクスペディア」「アゴダ」などのような宿泊予約サイトが取り扱うシェアも大きい。これらのサイト経由の予約の場合、ホテルへ直接予約の場合と比べて格安となる場合も多く、人気の要因となっている。割引率はウェブサイトや空室状況、季節等によって異なるが、場合によっては、通常料金の半額程度にまでなる場合もある。独自の宿泊プランを用意しているサイトもある。

    予約サイトによって空室数が異なる場合もあり、また満室表示となっていても、実際にはホテル側で空室を抱えている場合もあるので、このような場合は、ホテルに直接電話で問い合わせてみると良い(これは各旅行会社が契約により客室を一定数仕入れているためで、興業チケットの販売に関わるプレイガイドと興行主間との契約と同様である)。

    直接ホテルへ問い合わせれば、正確な空室状況が分かるが、直接予約の場合は宿泊サイトや旅行会社提供の料金(プラン)は適用されず、ホテル側提示の料金となることが殆どである。ただし必ずしも高価となるわけではなく、むしろホテルによっては、どのウェブサイト・旅行会社よりも安価を提示する(ベストレート・ギャランティー)ところもある。

    時間に余裕がある場合には、各種サイトや旅行会社、それに直接予約の場合の料金を入念に比較検討してみると良い。

    チェックイン

    13時から16時あたりに受付が開始される。アーリーチェックインは宿泊施設規定のチェックイン開始時間よりも早くチェックインを行うもので、原則追加料金の支払いが必要。

    宿泊当日は、フロントで氏名・住所・電話番号などを記入し、前金式のホテルでは代金を支払う。後払い式のホテルではチェックアウト時に精算する。一部の高級ホテルでは、一定額の現金(デポジット)またはクレジットカードのプリント(金額空欄の売上票を作成する)を要求されるケースがある。

    高級ホテルに宿泊し慣れていない者の中には、このようなシステムに不快感を抱く者がいる(各種旅行サイトの感想投稿欄に、不快感を示すコメントがしばしば見受けられる)が、各ホテルの宿泊約款に到着時に行う事として定められており、高級ホテルや世界のホテルでは極めて一般的なことである。

    フロントで氏名を記入する際、本名でなく偽名を用いると、旅館業法違反や私文書偽造罪に該当し、逮捕されるケースもある(公安警察が別件逮捕・微罪逮捕の手段として用いる)。

    日本では、ビジネスホテル等の廉価なホテルは前払い方式、それ以外の高級ホテルや観光地の旅館タイプのホテルでは、チェックアウト時に支払う後払い式が比較的多く、後者の方式を採用しているホテルは、多少なりとも客による「無銭飲食」「無銭宿泊」(詐欺罪が成立する)の負債を負うことになる。

    次に部屋の鍵を受け取り、その部屋に行くことになる。なお、部屋から外に出るときは、通常はフロントに鍵を預けるが、磁気カード式のホテルにおいては持ち出し自由の場合もある。またカード式の場合、宿泊の記念としてチェックアウトの際に、カードを持ち帰ることが出来るホテルも存在する(コードはチェックアウト後に変更され新しいカードも準備される)。

    チェックアウト

    ビジネスホテルは10時から11時、シティホテルは11時から13時あたりまでにチェックアウトしないとレイト(遅い)チェックアウトとなり、超過時間によって追加料金の支払が必要。

    最終日には、電話代やミニバー代、後払い式の場合は宿泊料を精算し、キーを返却する。ミニバー代などの未収金が発覚した場合は後日請求されたり、クレジットカード決済の場合は宿泊客の承諾無く追加請求する場合がある(宿泊約款によって宿泊客は追加請求を承諾したとされるため)。

    なお、会員組織や提携カードに入会すると、アーリーチェックイン・レイトチェックアウトの料金が無料となるホテルも多い。

    各国の法制度

    日本

    日本の法令上は旅館業法(昭和23年7月12日法律第138号)に規定する「旅館業」に規定される営業の一種であり(旅館業法2条1項)、「洋式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のもの」を行う施設を指す(旅館業法2条2項)。旅館業法のホテル営業は客室の形式は、洋式の宿泊施設でありベッドを備えた洋室の個室が基本となる。

    ホテル営業を含め旅館業を経営しようとする者は、都道府県知事(保健所を設置する市又は特別区では市長又は区長)の許可を受ける必要がある(旅館業法3条1項)。許可を受ける際には申請書に営業の種別(旅館業法上のホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業、下宿営業の種別)を記載しなければならないが、これとは別に営業施設の名称も記載することとなっている(旅館業法施行規則1条)。この営業施設の名称については原則として経営者が申請の際に自由に設定できるため、旅館業法上の営業の種別と営業施設の名称とは一致しない場合もある(営業の種別についてホテル営業として申請しているが営業施設の名称に「旅館」を名乗っている場合、それとは反対に営業の種別につき旅館営業や簡易宿所営業として申請しているが営業施設の名称としては「ホテル」を名乗っている場合など)。なお、都道府県知事の許可の際の構造設備の基準など法令の適用については、営業施設の名称にかかわらず経営者の申請した営業の種別にしたがってなされることになる。

    ホテル営業の施設の構造設備の基準については、旅館業法施行令で次のように定められている(旅館業法施行令1条1項)。

  • 客室の数は、10室以上であること。
  • 洋式の構造設備による客室は、次の要件を満たすものであること。
  • 一客室の床面積は、9平方メートル以上であること。
  • 寝具は、洋式のものであること。
  • 出入口及び窓は、かぎをかけることができるものであること。
  • 出入口及び窓を除き、客室と他の客室、廊下等との境は、壁造りであること。
  • 和式の構造設備による客室は、旅館業法施行令第1条第2項第2号に該当するものであること(和式の構造設備による客室の床面積は、それぞれ7平方メートル以上であること)。
  • 宿泊しようとする者との面接に適する玄関帳場その他これに類する設備を有すること。
  • 適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。
  • 宿泊者の需要を満たすことができる適当な数の洋式浴室又はシャワー室を有すること。
  • 宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること。
  • 当該施設の規模に応じた適当な暖房の設備があること。
  • 便所は、水洗式であり、かつ、座便式のものがあり、共同用のものにあっては、男子用及び女子用の区分があること。
  • 当該施設の設置場所が学校等の敷地(これらの用に供するものと決定した土地を含む)の周囲おおむね100メートルの区域内にある場合には、当該学校等から客室又は客にダンス若しくは射幸心をそそるおそれがある遊技をさせるホールその他の設備の内部を見とおすことをさえぎることができる設備を有すること。
  • その他都道府県が条例で定める構造設備の基準に適合すること。
  • 建築基準法による用途規制により、ホテルは第一種住居地域(用途に供する部分が3000平方メートル以下に限る)、第二種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域でのみ設置できる。

    イギリス

    ロンドンでは建物用途に応じた防火、耐火、給排水、省エネ等に関する建築基準があり、宿泊施設の新築・増改築、宿泊施設への建物の使用目的の変更には自治体の事前許可が必要である。

    フランス

    パリでは都市計画の観点から建築や事業用途変更等には許認可が必要であるほか、ホテルは公衆受入施設にあたるため構造・避難設備・消火設備など建物内の安全性に係る基準を満たす必要がある。

    ホテルの経営

    ホテルの経営形態

    ホテルの経営形態は、そのホテルの土地建物(不動産)の所有と経営システムの組み合わせによっていくつかに区別される。

    ホテルの収益構造は、そのホテルの立地や形態によって大きく変わるものであるが、概ね以下のように言うことができる。 主要な収益源として、宿泊部門・レストラン部門・宴会部門が挙げられる。

    地価の高い日本においては、土地面積を宿泊施設ほど必要としない、料飲部門が重視される傾向にあり、各ホテルはレストランや宴会部門の強化に力を入れてきた。そのため、宿泊以外の部門の売上が全売上の6割から7割に達することも珍しいものではない。その点からすると、日本のホテルは外食産業的な側面が強いものであるといえる。

    不況や、それに伴う企業の宴会需要の低下、あるいは外資の参入による競争の激化などで、多機能なシティホテルやリゾートホテルは厳しい状況にもあり、そのような中、収益率の高い宿泊部門のみに特化したビジネスホテルや、あるいはブライダル特化ホテルなど、特徴を打ち出したホテルが多く見られるようになった。

    主要ホテルグループ

  • アコーホテルズ
  • インターコンチネンタルホテルズグループ(旧シックス・コンチネンツホテルズグループ)
  • カールソン・レジドール・ホテルズ
  • シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツ
  • ジュメイラ・インターナショナル
  • スターウッド・ホテル&リゾート
  • ル・メリディアンホテル&リゾート
  • チョイスホテルズインターナショナル
  • ハイアットホテル & リゾーツ
  • パン・パシフィック・ホテル・アンド・リゾーツ
  • ヒルトンホテル
  • フォーシーズンズホテル
  • ベストウエスタンホテルズ
  • 香港&上海ホテルズ
  • マリオット・インターナショナル
  • ザ・リッツ・カールトン
  • マンダリン・オリエンタルホテルグループ
  • ラッフルズ・インターナショナル
  • フェアモント・ホテルズ&リゾーツ
  • アビリタス・ホスピタリティ(旧:アーコン・ホスピタリティ)
  • パノラマ・ホスピタリティ
  • モーベンピック・ホテルズ&リゾーツ
  • コンコルドホテル・アンド・リゾート
  • リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド
  • プリファード・ホテル・グループ
  • SLHスモール・ラクシャリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド
  • その他

    ホテルの客好感度調査

    ホテルを扱った作品

  • ニューグランドホテル(矢沢永吉)
  • ホテル(島津ゆたか)
  • 東京ホテル(美川憲一)
  • くれないホテル(西田佐知子)
  • HOTEL PACIFIC(サザンオールスターズ、2000年)
  • リバーサイドホテル(井上陽水)
  • ホテル・カリフォルニア(イーグルス)
  • プライベートホテル(鈴木雅之、1991年)
  • HOTEL(CHAGE and ASKA、1989年)
  • 幸せホテル(杉良太郎)
  • ホテルに(東海林太郎)
  • ホテル・パシフィック(ブレッド&バター、1981年)
  • 思い出のクリフサイドホテル(中村雅俊)
  • ネグレスコ・ホテル(BORO、1983年)
  • ホテル「アルゼンチン」(とんねるず、1986年)
  • 冬のホテル(清水ミチコ、1988年)
  • ホテルくちびる(米米CLUB、1991年)
  • 時のないホテル(松任谷由実、1980年)
  • 小説

  • 高層の死角、鍵のかかる棺、銀の虚城 ほか(森村誠一)
  • プリズンホテル(浅田次郎)
  • ホテル(アーサー・ヘイリー)
  • ホテルウーマン(山崎洋子)(1991年にフジテレビ系列でテレビドラマ化)
  • 漫画

  • HOTEL(石ノ森章太郎) – テレビドラマ化されている。
  • コンシェルジュ(原作:いしぜきひでゆき、画:藤栄道彦)
  • コンシェルジュ プラチナム – 上記「コンシェルジュ」の続編。いしぜきは同作品においては「原案」とクレジットされている。
  • スパロウズホテル(山東ユカ) – 2013年にアニメ化された。
  • TV

  • 高原へいらっしゃい(1976年、2003年、TBS系列)
  • HOTEL(1990年、TBSテレビ)
  • アトランタホテル物語(1991年、テレビ東京系列)
  • 東京ワンダーホテル(2004年、日本テレビ系列)
  • ホテルサンライズHND?最後のステイ?(2005年、テレビ東京系列)
  • ホテリアー(2007年、テレビ朝日系列)
  • 純と愛(2012年、NHK連続テレビ小説)
  • ホテルコンシェルジュ(2015年、TBSテレビ)
  • 映画

  • グランド・ホテル(1932年)
  • THE 有頂天ホテル(2006年)
  • マンマ・ミーア!(2008年)
  • 舞台作品

  • グランドホテル (宝塚歌劇)(1993年初演)
  • マンマ・ミーア!(1999年初演)


  • ※ 参照元:https://ja.wikipedia.org